相続税申告に於ける税理士への依頼の件
初めまして、
昨年末、被相続人(実父)が死去し、現在、相続税申告準備の最中です。
当初、財産内容、項目が多くない故、自身で行う予定でしたが、
他の相続人と相談し、万一申告漏れが無いよう、税理士法人に申告
手続きを依頼する予定です。
さて、その際、税理士に提出する書類(例:遺産分割協議書、被相続人財産目録、
金融機関発行の残高証明書、印鑑登録書等)を教えてください。
又、別の人の話では、相続人全員の財産状況(預貯金等)が分かる書類の提出も求められる場合もあるとのことです。
上記のことは、遺産分割協議が一部未成立の可能性を考慮し、要求されるということでしょうか?
些細な質問ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。
税理士の回答

吉村優作
下記が主に税理士に提出する書類ですが、おそらく依頼する税理士に頼めば必要書類まとめたものをくれると思います。
身分関係
・被相続人の戸籍謄本(出生〜死亡まで)
・被相続人の住民票除票
・相続人全員の住民票
・相続人全員の印鑑登録証明書
費用は掛かりますが上記の取得も依頼できると思います。
財産に関する資料
・金融機関発行の残高証明書
・過去5年分程度の通帳
・不動産があれば内容が分かる書類(登記簿謄本など)
・生命保険があれば受取額が分かる資料
・遺産分割協議書(おそらく税理士側で作成してくれると思います)
その他どのような資産や債務をお持ちかによって提出書類は異なりますので、財産目録があるとありがたいです。
相続人全員の財産状況(預貯金等)が分かる書類
→これは生前贈与や名義預金がないか確認するために見ることが多いです。
税務調査対策です。被相続人の5年分の通帳が必要なのも同じ理由です。
どうもありがとうありがとうございます。
大変参考になりました。
当方からの相談に対し,即丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。今まで、相続税申告の際、被相続人の遺産のみ調査の対象であると捉えていました。大変参考になりました。
最後までにお礼の返答が遅くなり,申し訳ありません。

吉村優作
とんでもございません。
お役に立ててよかったです。
最近の税務調査は、預貯金のオンライン調査で被相続人や相続人の銀行取引履歴を事前に調べあげてますので、ご注意ください。
本投稿は、2025年06月24日 14時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。