贈与税の申告書閲覧
父の相続で兄弟で揉めています。
過去の贈与について、贈与税の申告書(15年くらい前になります)を取得したい状況なのですが、本人であれば税務署に請求はできるものでしょうか。
税理士の回答
請求は可能だとは思いますが、税務署が申告書を保存する期間は、国税通則法等の規定により原則として7年間とされています。
そのため破棄されている可能性が高いです。

三嶋政美
贈与税の申告書そのものは、原則として提出先である税務署に保存されていますが、保存期間は7年が基本とされており、15年前の資料については既に廃棄されている可能性が高いのが実情です。ただし、過去に贈与税を納めている場合には、その納付履歴や課税証明といった形で記録が残っている場合があります。その場合、相続人や代理人として請求が可能となる余地がありますので、まずは当時の申告地を管轄する税務署へ問い合わせを行うのが第一歩となります。兄弟間での調整材料とするのであれば、税務署での保存状況確認と並行して、金融機関の振込記録や当時の契約書類など、周辺資料の収集も検討されるとよいでしょう。
本投稿は、2025年09月28日 16時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。