ゴールドの相続について 亡くなって10年が経過して見つかった祖父のゴールド 孫に権利が移るのはいつ?
祖父が亡くなってから10年が経過しました。
最近になり祖父が保有していたゴールドが出てきました。
ゴールドは将来的に孫の私が譲り受けることになりました。
しかし本来ならこのゴールドは祖父の配偶者である祖母、叔父、私の母のいずれかが相続する資産のはずでした。
この場合、孫の私がゴールドの権利を保有することになるのはいつのタイミングになるのでしょうか?
今のゴールドは誰のものとも無く保管してあります。
また税金関係で気をつけるポイントを教えていただけたら幸いです。
ご回答、宜しくお願い致します。
税理士の回答

三嶋政美
祖父が亡くなった時点でゴールドは相続財産として祖母・叔父・お母様に承継されており、本来は10年前の相続時に分割協議で帰属を決めるべきものでした。孫であるご相談者が権利を持つのは、相続人から正式に譲渡や贈与を受けた時点、あるいは将来さらに相続が発生した時点です。現状「誰のものでもない」状態ではなく、相続人全員の共有資産とみなされます。税務上は、今後譲り受ける場合は贈与税、相続により承継する場合は相続税の課税対象となるため、取得の経緯を明確に残すことが重要です。まずは相続人間で権利関係を整理し、合意書を作成されることをお勧めします。
今のゴールドは誰のものとも無く保管してあります。
とのことですが、相続人間で遺産分割協議書は作成していないのでしょうか。
協議書でたとえば「後日、新たに財産が発見された場合は遺産分割協議をする」とか「後日新たに発見された財産は配偶者が取得する」などの記載があればそれに則って相続されます。
協議をしていないのであれば、協議のうえ相続する相続人を決めるべきです。
叔父様が相続すれば、あなたは相続できない可能性があります。
なお、現時点ではあなたは相続人ではないのですから、あなたは取得できません。
また、相続する人が決まりその人からもらうと贈与税の対象になります。
本投稿は、2025年10月03日 15時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。