音信不通の兄が、連絡を拒否した場合の遺産相続は
遺産相続についてお伺いいたします。
私には10年以上音信不通の兄がいます。
父と不仲で絶縁宣言をした後、父の闘病中も亡くなった時も葬儀の時も一切の連絡に返信はありませんでした。
ただ、兄が生きていることはわかっており、健康であり、家庭もあり、
ごく普通に社会生活もしていることもわかっています。
最近、母がそろそろ遺産の整理をしたいと言い出して、
不動産購入等を検討しているのですが、そこで相続対策を考慮したところで
実際に相続となった際に、兄がすんなりと話し合いに応じたり、ましてや協議書にサインをしたりすることはないのではないかと考えています。
このまま一生縁を切ったまま、という可能性も考える必要があると思っています。
そこでご相談なのですが、
公正証書遺言書さえあれば、もし母の死後に一切連絡が取れなくても、兄以外のきょうだいの相続はスムーズにできるのでしょうか?
その場合、各種控除も有効でしょうか?
なにか有益なアドバイス等ありましたら、いただけたらありがたいです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

お母様の法的有効な遺言書(公正証書遺言)があって、その遺言書でお兄様の遺留分が確保されていれば、お母様の希望通りの遺産分割を可能にすることができます。
そのためにはお母様の所有財産を明確にして、お兄様の遺留分の価額を把握する必要があります。
その上で、お兄様に相続させる財産(遺留分相当額)と、他のご兄弟に相続させる財産を明示した遺言書を作成しておけば宜しいと考えます。
宜しくお願いします。
本投稿は、2017年08月18日 19時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。