前期決算、仮払消費税 間違い
小さい工場を営んでいます。
今期の決算をしているのですが、前期で間違いをしていました。
何時もは、中間消費税を租税公課で処理しますが
前期に中間消費税を仮払消費税で処理してしまい、決算時に忘れ
今期に仮払消費税等として残ってしまいました。
今期の決算で修正するにはどうしたら良いのでしょうか。
前期損益修正損で修正できるのでしょうか?
恐れ入りますが、宜しくお願いします
税理士の回答
「租税公課」で処理すべき支出が資産(仮払消費税)に残ってしまっているので、今期に修正して損金に落とします。
性質的には前期の誤謬修正なので「前期損益修正損」を使うのが適切です。
金額が軽微であれば、実務上は「租税公課」として当期処理してしまうケースもあります。
• 税務署対応を意識するなら、前期修正と明示(=前期損益修正損)しておく方が無難です。
前期に中間消費税を誤って仮払処理し、決算で損金算入を失念した場合、今期においては「前期損益修正損」で処理するのが一般的な対応となります。本来前期の租税公課として費用化すべきものであり、今期の経常費用には含めず、特別損失的に区分して表示するのが適切です。もちろん、金額が重要性を欠く程度であれば租税公課に含めて処理する実務慣行もありますが、厳密には修正仕訳を切って整合性を確保すべきです。税務上も過年度損益修正として扱うことにより、課税所得の正確性が担保されますので、整理の際は顧問税理士と確認のうえ対応されると安心です。
本投稿は、2025年09月20日 09時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。