虚偽の扶養申請をされている場合の手続き
私の母81歳は、一人世帯の年金受給者です
所得税非課税・住民税非課税です
「令和6年度物価高騰対策重点支援給付金」の対象者ですが、令和6年度住民税課税者に扶養されているという理由で「支給対象外」の知らせが届きました。
しかし、親族の誰からも生活の支援はしてもらっていません。
以前、亡くなった父の方の親族の会社で働いていて母を扶養として確定申告をする事が出来る人が居ます。その人は以前も兄を勝手に扶養にしていて税務署から問い合わせがあった事があります。
今回は、母を扶養にしている可能性が高いのですが、市役所にその事を話し、虚偽の扶養申請している人物を明らかにしてもらって給付金の対象者である手続きをしてもらえるのか。又は税務署に通報して虚偽の扶養申請者に是正してもらい給付対象である事を改めて役所に申請するしかないのでしょうか?
虚偽の扶養申請をされている場合、管轄は税務署と市役所のどちらになりますか?
この親族とは父が亡くなってから付き合いがないので、母は直接話すのは避けたいそうです。
虚偽申請者の税に係る事なので、税理士先生へ相談いたしました。
どうかお教え下さい。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

岸川祐次
まず、お知らせを出した役所にお問い合わせをしてみてお母様がどなたの扶養になっているのか確認すべきと考えます。
その上で給付手続きについての処理等指示を仰ぐと良いかと思います。
その後、今後同様なことが起こらないように税務署に連絡ということになるでしょうか。
よろしくお願いいたします。
的確なご回答ありがとうございます。
教えてくださった様に
まずは、審査結果を下した問い合わせ先に扶養者の確認をしてみます。
この度はご回答くださってありがとうございました。
今回の件のご報告です。
市へ問い合わせたところ、「扶養に入っている確認は出来たが誰の扶養かは分からない」という返答でした。
また、税務署で扶養者として利用され所得税の脱税が行われていると訴え税務調査と是正が行われたとしても、給付金対象の再審査はもう行えないとの事でした。
市からも、同じような状況で給付金の対象外となる事例があると聞き、利用された側に対策がない現状が納得出来ないままとなりました。
今後の為にも、税務署へ相談に行くか悩んでいますが、今回の給付金については泣き寝入りするしかないという結果です。
以上、ご報告までに
この度はお世話になりました。

岸川祐次
ご報告ありがとうございます。
誰の扶養かわからないというのは信じられませんが、個人情報の観点からお知らせできない様な気がいたします。
給付金については残念な結果となりましたが、
税務署の方へもご相談されることをおすすめいたします。
今後も不正をされ続けることによりお母様に不利益がかかる可能性がありますので。
よろしくお願いいたします。
ご返答ありがとうございます。
市の方の「誰なのか分からない」と言う回答は、先生の仰るとおりなのだと思います。
市民の被害についてもう少し寄り添って欲しいところですが、国税範囲の事までは加勢出来ないという方針でしょう。
脱税方法にも表れていますが、心当たりの親族が普通の常識ある方でないので、仕返しが怖いという気持ちもあり躊躇しています。
意を決し税務署へ相談しようとなっても、税務署の窓口も今は提出物や納付しか受け付けてないとなってますし、電話相談のガイダンスに沿って進める中で、どの窓口の相談予約を取れば良いのかも悩むかもしれず気が重たいです。
税務署の方で新たに、扶養申告の不正のチェック体制が出来るなど変わる事を願う方向に逃げていますが、重い気持ちを切り替えながら、母が恐怖心を持たない不正が無くなる方法を探してみます。

岸川祐次
ご存じかもしれませんが、国税庁のホームページに「課税・徴収漏れに関する情報の提供」という情報受付欄がありますので、こちらに記載する方法もあります。
https://www.nta.go.jp/suggestion/johoteikyo/input_form.html
ご参考までに。
よろしくお願いいたします。
先生ありがとうございます。
そのようなアプローチがあるとは存じませんでした。
母へ、その事を伝え今後を考えながら行動してみます。
ありがとうございました。
この一件について決着しましたので
ご報告いたします。
経過は省きますが
母の住む区の税務課で、誰の扶養になっているのか名前を教えていただく事ができました。
親族の扶養に、令和5年より入っている事が判明しました。
扶養されていない事を伝えると
調査をしてもらい税務署の方より連絡、または、こちらから連絡します。と言う事となりました。
それが昨日の事で、本日税務署より連絡がありました。
税務署の話では「記載ミスがあったようで訂正が終わりました。後日、重点的支援給付金も給付されます」との事でした。
名前を使われた本人も私も、長い間悩み解決に向けて時間を割いてきたので、あまりにさっぱりしたもので腑に落ちませんが
税務署の方では、記載ミスとして処理するようです。
是正をして不足納税額の納付はあると思いますが、悪質と取らないケースに当たる事が理解出来ない終わりとなりました。
しかし、本来の目的だった「給付金対象者」と認められ給付を受ける事が出来たので、良しと思う事とします。
以上、ご報告となります
先生、この度はお世話になり
ありがとうございました。

岸川祐次
ご報告ありがとうございます。
とりあえず解決されたようで良かったです。
記載ミス処理としたのは脱税と認定するのは難しいからではないかと思います。
解決までのご心労はかなりのものがあったと推察いたしますが、
当初の給付も受けられるということですので、気持ちをお切替えなさってください。
お疲れ様でございました。
本投稿は、2025年03月29日 15時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。