年末調整の計算、記入後の申告書について
弊社社員より年末調整に係る各申告書内の税調整のための計算式後の税額まで入った申告書の写しを年調後にもらいたいという申し出がありました。
これまでそのようなリクエストをしてきた社員はおらず、その上弊社の税理士の方で年末調整は代行して行ってもらっていますが税理士は会計ソフトに直接必要な情報を入れて特に申告書には計算後の数字を転記してはおりません。
もちろん会計ソフトよりその本人の税調整後の明細は印刷やデータで出せると思うのですが、そもそもその計算後の数字を本人へ渡す必要があるのかどうか(本人へは源泉徴収票だけではダメなのかと言ったのですが確定申告のためどうしても欲しいとの事でした)、個人的にはちゃんと税計算がされているかどうかを確認したいから欲しいと言っているような気がします。
どなたかご教示頂けますと幸いです。宜しくお願いいたします。
税理士の回答
源泉徴収票を交付すれば、その情報から、所得税が正しく計算されているかは確認できます。
源泉帳票で、良いと考えますが。
早々にご回答を頂きまして誠にありがとうございました。
山中様が仰られるように源泉徴収票には全ての年調後の税調整額や扶養状況など全ての情報が記載されているため、自身で計算をした後の金額と相違ないかどうかは源泉徴収票で確認出来ると再度社員本人へも伝えたのですが、どうしてもその途中段階の計算式のある申告書の控えが欲しいとの一点張りです。
弊社税理士へもこの件について問い合わせをしている最中ですが、例えば配偶者控除等申告書(今年度より保険料控除と分かれました)の途中段階での計算式も確認をしたいとの事です。
そもそも社員へ提示を求められた場合に出してはいけないというルールがないのであれば社員からリクエストがあったならば提示をすべきなのでしょうか。個人的には源泉徴収票のみ配布すれば良いと考えているのですが、どうしてもと言われた場合会社として拒否するという事は出来るのでしょうか。
何度もお尋ねして申し訳ございません。ご教示頂けますと幸甚です。
年末調整について、計算過程の明細を従業員に明示しなければならない義務はないと考えます。
年末調整は、扶養控除等申告書、配偶者控除等申告書、保険料控除等申告書の提出を受けて計算します。
そして、源泉徴収票を交付する事になります。源泉徴収票は、交付する義務はありますが、その具体的な過程の書類を交付する義務はないと考えます。
しかし、従業員に求められた場合、計算過程の書類を交付する事については、特に問題はありません。
再びご教示を頂きまして誠にありがとうございます。
本来、社員へは源泉徴収票の交付のみで計算結果の申告書の写しやそれに掛かる書類などは交付していないとした上で、それでもなお強く求められた場合には止むを得ませんが手渡そうと思います。
弊社税理士にも伺いを立てているところですが、税理士の所見も踏まえ対応をしたいと思っております。私が強く交付を拒否した場合、直接税理士へ交付の依頼をするので連絡先を教えろというような社員なので、あまり事を荒立てたくないのでその場合にはイレギュラーな事だけれども、という前提で交付をしようと思っております。
その様に判断されたら良いと考えます。
本投稿は、2018年11月12日 10時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。