ゲーム代を新聞図書費などの経費にできますか?
個人事業主のデザイナーです。オンラインゲームの仕事をしています。
仕事をしているオンラインゲームの実際の状況確認やトレンド調査など様々な情報を得るために
ゲームを買ったり、毎月の利用料を払っています。
そのゲームで自分が遊びたい気持ちと研究のためという気持ちがあります。
1.ゲームの購入費、毎月の利用料は経費になるでしょうか?
2.例えば追加の衣装などの課金は経費になるでしょうか?
3.自分が関わってないゲームを購入した場合は経費になりますか?
4.経費になる場合、それぞれの勘定科目は何になりますか?
ご回答をよろしくお願いいたします。
税理士の回答
ご回答します。
ご質問者は、個人の事業所得の申告をされていらっしゃる前提でご回答します。
事業所得の必要経費は、次の金額であると定義されています。
(1) 収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額
(2) その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額
ご質問の必要経費になるかどうかは、上記に照らして検討することが必要です。
また、業務上の経費と生活費が混在している経費を「家事関連費」といい、この家事関連費のうち必要経費になるのは、取引の記録などに基づいて、業務遂行上直接必要であったことが明らかに区分できる場合のその区分できる金額に限られます。
ご質問につきまして検討します。
1.ゲームの購入費、毎月の利用料は経費になるでしょうか?
2.例えば追加の衣装などの課金は経費になるでしょうか?
3.自分が関わってないゲームを購入した場合は経費になりますか?
4.経費になる場合、それぞれの勘定科目は何になりますか?
ご質問者の事業の性格上、『オンラインゲームの実際の状況確認やトレンド調査など様々な情報』は必要なものであり、この情報を得るためにかかった費用は、前述の『業務上の費用』に該当すると考えられます。
一方、ご質問者も【ゲームで自分が遊びたい気持ちと研究のためという気持ち】とコメントしていらっしゃるように、業務上の経費と生活費が混在しているものと考えられます。
となると、この経費のうち『取引の記録などに基づいて、業務遂行上直接必要であったことが明らかに区分できる』部分は、必要経費となり、区分できないときは全額生活費と考えることになります。
ゲーム関連の知識はないので、ここからのアドバイスができませんが、何らかの記録により、業務上の部分を区分することができれば、その部分は必要経費となると考えられます。
ご参考にしてください。
ご返答をありがとうございます。
何らかの記録により業務上の部分を区分するというのが難しそうなので生活費にします。
ご丁寧にありがとうございました。
本投稿は、2022年11月07日 03時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。