仕入の一部を返品した場合について
少しややこしいのですが、下記に例をだすので最後まで見ていただけると嬉しいです。
クレジットカードで10.000円の商品を5個購入し50.000円。
10%オフのクーポンで5.000円引き
送料1.000円
合計46.000円になりますが、
ここから一点だけ不備があり返品をしたとします。
そうなると商品は一点あたり、値引き込みで9.000円なので、
37.000円が正しいのですが、
購入先が一旦カードの決済をキャンセルし、キャンセル分を除いた金額で新たにカードを切りました。
その際に、割引前の金額で切ったため、決済が36.000円になっています。
少しわかりにくいのですが、値引きの1.000円分得をしてしまっている状態です。
なぜこうなったのかは分かりかねます。
本来であれば仕入れと買掛金で仕訳をし、キャンセル時に逆仕訳をして、新たに再度仕訳をすれば問題がないと思うのですが、上記のようなケースの場合、どのように処理すればよいのでしょうか?
ほとんどないケースかと思いますが、ご教授のほどよろしくお願いいたします。
税理士の回答

返品をしているので、それについては、仕訳を計上する必要がるものと考えます。
①購入時
(借方)仕入 46,000 (貸方)買掛金 46,000
②返品時
(借方)買掛金 10,000 (貸方)仕入戻し 10,000
となると思います。
「仕入戻し」は仕入のマイナス勘定なので、最終的には仕入からマイナスされることになります。
回答ありがとうございます。
下記のような仕方ではまずいでしょうか?
①購入時
(借方)仕入 46,000 (貸方)買掛金 46,000
②返品時
(借方)買掛金 46.000 (貸方)仕入戻し 46.000
③再度カードを通した際
(借方)仕入 36,000 (貸方)買掛金 36,000
また、1.000円分はどこに持っていけばいいのでしょうか?
4点に按分してその分原価から引けば問題ないでしょうか?

(1)商品の動きを考えると、5個商品が貴社に入ってきて、そのうち1個の商品を返品したということなので、おっしゃる処理は難しいものと考えられます。
(2)商品有高帳の商品の原価は9,000円のままになると思います。
9,000円の商品が5個入庫し、そのうち1個の商品が出庫された、ということにすぎないからです。
その差額1,000円分は貴社の利益となったということになります。
もし、仕入純額と、商品の金額を一致させたければ、上記の②の仕訳を
②返品時
(借方)買掛金 10,000 (貸方)仕入戻し 9,000
(貸方)雑収入 1,000
とすればよいでしょう。
回答ありがとうございます。
お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。
今までは、会計ソフトとクレジットカードが連動されているため、お返事をしたような処理で仕訳をしてしまっていたのですがまずいでしょうか?
カードの明細にも一旦返品をして、再度切るような形でのっていたため、そのようにしておりました。
教えていただいた方法ですと、カードの明細と合わなくなってしまいますが、それは問題ないのでしょうか?
また今後、教えていただいた方法ですれば問題ないでしょうか?

カード明細と合わなくなるのはやむを得ないと思います。
ただ、実際の取引は、全部返品して全部再度仕入れているわけではないので、私の回答の処理が正しい処理となります。
したがって、手で仕訳を入力するしなないことになります。
カード明細には、全部返品と全部債購入のところに印をつけて結びつけておき「実際には一部返品」などと追記しておくとよいでしょう。そうすれば、税務調査があった時にも、きちんと説明することができます。
今後同じような取引は、同様に処理して問題ないものと考えます。
回答ありがとうございます。
とても分かりやすく、ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
今後は、もし同じような状況になった場合、教えていただいた方法で仕訳処理をしたいと思います。
ありがとうございました。
本投稿は、2023年05月06日 02時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。