12月からの開業について(開業費、損益通算、必要帳簿の種類)
12月から建築業で1人親方として独立するんですが、開業費、損益通算、必要帳簿の種類についてわからないことがあるので教えて下さいm(_ _)m
現在勤めている会社は11月いっぱいでやめて、12月から開業するんですが、12月から仕事を貰う元請は末締めの翌月入金のため、事業としての収入はありません
①開業前に電動工具やカーリースなどの費用が30万円ほどかかるのですが、全てまとめた金額を繰延資産として帳簿に書いても大丈夫でしょうか?(1つで10万円以上の物はありません)
②1月に入金があるため、今年は事業としての収入は無いが経費はかかるので、おそらく10万円ほど赤字になります
赤字分は給与所得(給与所得控除後)と損益通算するのはわかったんですが、開業費も合わせて損益通算しないといけませんか?
給与収入は400万円ほどあります
③青色申告の控除について、事業収入がないことから、10万円の控除を選択しようと思っているのですが、掛けでの売り買いや30万円を超える物は無いので売掛、買掛、固定資産台帳などは不要だと思うのですが、経費帳は必ず作成しないといけないでしょうか?
現金出納帳は作るつもりですが、全く同じような物になるんじゃ無いかと思っています
ちなみに全て事業主借勘定になりますが大丈夫でしょうか?
まだわからないことが多く無知なため税理士の皆さんお助け下さいm(_ _)m
税理士の回答

奈須大貴
①開業前に電動工具やカーリースなどの費用が30万円ほどかかるのですが、全てまとめた金額を繰延資産として帳簿に書いても大丈夫でしょうか?(1つで10万円以上の物はありません)
→開業前にかかった費用は「開業費」という勘定科目を使います。これは費用ではなく、資産となります。好きなタイミングで、費用(経費)にすることが可能です。
②1月に入金があるため、今年は事業としての収入は無いが経費はかかるので、おそらく10万円ほど赤字になります
→会計上は入金ベースで収入を計上するわけではありません。
12月に商品やサービスの提供が完了した場合には12月に収入(売上)を計上する必要があります。
赤字分は給与所得(給与所得控除後)と損益通算するのはわかったんですが、開業費も合わせて損益通算しないといけませんか?
給与収入は400万円ほどあります
→①にも記載しましたが、開業費は好きなタイミングで経費にできます。所得が多くなったタイミングで経費にしても問題ありません。
③青色申告の控除について、事業収入がないことから、10万円の控除を選択しようと思っているのですが、掛けでの売り買いや30万円を超える物は無いので売掛、買掛、固定資産台帳などは不要だと思うのですが、経費帳は必ず作成しないといけないでしょうか?
→経費帳というものが何を指しているかはわかりませんが、会計ソフトを利用して、仕訳入力をする必要があります。(帳簿の作成)
現金出納帳は作るつもりですが、全く同じような物になるんじゃ無いかと思っています
→会計ソフトを使って仕訳入力を行えば、現金出納帳は自動で作成されるため、現金出納帳を敢えて作成する必要はないと思います。
ちなみに全て事業主借勘定になりますが大丈夫でしょうか?
→事業用の預金口座や現金を使って支払いをする場合には、事業主借勘定は使いません。事業を行うのであれば、事業用とプライベート用の財布は分けたほうが良いです。クレジットカードなども同様。
回答ありがとうございます!
忙しくて返答が遅くなりましたm(_ _)m
①
やはり任意で償却できるんですね!
税務署の人に今年で全部計上して下さいと言われてたので、よくわからなかったので助かります
②
私の考えは現金主義という物になるんですね
勉強になります!
③
今年はExcelのみで帳簿を付けようと思っていたのですが、②の事から青色申告控除額が10万円ではなく、65万円の控除をしなければいけなくなったので、会計ソフトを検討してみますm(_ _)m
預金口座は事業用の物を用意して入金はそちらにするんですが、元入金0で初めてガソリン代などは個人のクレジットカードから支払いをしようと思っているんですが、やめておいた方が良いでしょうか?
工具買うための費用以外はあまり貯金がないので、できれば事業用の口座にまとまったお金は入れたくないです

奈須大貴
預金口座は事業用の物を用意して入金はそちらにするんですが、元入金0で初めてガソリン代などは個人のクレジットカードから支払いをしようと思っているんですが、やめておいた方が良いでしょうか?
→開業するのであれば、個人口座と事業用口座は分けたほうが良いです。取引量が多くなった場合、プライベートと事業が混在していると会計処理を適切に行うことができなくなってしまうからです。
現状わかっている必要な金額だけでも、事業用口座に入れておくことをお勧めします。
現状わかっている必要な金額だけでも、事業用口座に入れておくことをお勧めします。
→口座を出来るだけ分けるように心がけます!
ありがとうございました!!
本投稿は、2024年10月08日 07時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。