クレジットカードのポイントの扱いについて
事業用兼プライベートのクレジットカードのポイントの扱い(仕訳)について以下の件が分かりません。
1.ポイントを運用した場合
※貯まったポイントをそのまま運用することができる
https://unyo.tsite.jp/about?f_investment_top
2.ポイントを電子マネー(プリペイド式)にチャージした場合
https://www.smbc-card.com/mem/for_vpointapp/index.jsp
税理士の回答
事業兼プライベートクレカのVポイント運用・プリペイドチャージは、ポイント使用時(運用益実現orチャージ時)に雑所得or益金として扱い、仕訳で事業按分します。 事業使用割合(例: カード利用の事業比率)を計算し、白色/青色で「雑収入」計上。
1.ポイント運用(Vポイント運用)
運用中益金発生時(評価益実現時)に雑所得、運用益売却時も譲渡益相当。
仕訳例(事業50%按分、益金10,000円): 借方「普通預金等」10,000 / 貸方「雑収入」5,000・「事業主貸」5,000。ポイント取得時仕訳不要。
2.ポイントをVポイントPayチャージ
チャージ時ポイント価値(円換算)で雑所得、事業按分で経費充当可(プリペイド事業使用分)。
仕訳例(チャージ5,000P=5,000円、事業50%)
借方「未払金(前払費用)」2,500 / 貸方「雑収入」2,500。使用時「雑収入」/「経費」。
注意点と按分
事業比率=事業カード利用額/総額で算出、日誌保管。運用は取得費0で全益課税、申告分離20.315%。
詳細な回答ありがとうございます。
その上で以下のことをお聞きしたいです。(同じ事業兼プライベートクレカです)
1.期首時点でポイント残高があった場合、クレカ利用の残高と合わせて未払金として計上する必要があるのか
例)1/1に100ポイントあった場合
普通預金200/未払金100
/元入金100
2.期首時点でVポイントpay残高があった場合、クレカ利用の残高と合わせて未払金として計上する必要があるのか
例)1/1に100円あった場合
普通預金200/未払金100
/元入金100
3.Vポイント運用について運用中益金発生時(評価益実現時)とありますが、以下のような理解でいいんでしょうか。
例)
①8/1:101ポイントを運用に追加する(うち1ポイントは手数料)
仕訳なし
②8/3:+15ポイント増加・115ポイントになる(運用益が発生する・運用ポイントの引き出しなし)
仕訳なし
③8/5:-5ポイント減少・110ポイントになる(運用損が発生する・運用ポイントの引き出しなし)
仕訳なし
④-1 8/7:運用中の110ポイントを引き出し、クレカのポイントに追加した場合
(事業50%按分、益金110ポイント)
未払金110/雑収入55
/事業主貸55
④-2 引き出しせず、運用中のままの場合
仕訳なし
④-3 8/7 -20ポイント減少・90ポイントになる→運用中の90ポイントを引き出し、クレカのポイントに追加した場合
(事業50%按分、益金90ポイント)
未払金110/雑収入45
/事業主貸45
4.Vポイントpayをプライベートにしか使っていない場合は以下の仕訳でいいんでしょうか
例)
①500ポイントをVポイントpayにチャージ
未払金500/雑収入500
②充当したVポイントpayをプライベートで使用
雑収入500/事業主貸500
5.事業按分とありますが、按分の積算根拠である「事業カード利用額、総額」はどの期間のものでしょうか。
例)2025/8/1にポイントをVポイントPayにチャージ
事業カード利用額、総額
→「2025/1/1~2025/12/31」利用分と「2024/8/1~2025/7/31」利用分
どちらで計算するのでしょうか
ご質問ごとに丁寧に整理して回答いたします。
基本的に、ポイントは「経済的利益が実現する(使用・換金・運用益確定時)に雑所得(益金)として事業按分で計上」するのが原則です。
期首残高は前年計上済みの未実現分は原則不要ですが、状況次第です。
1.期首ポイント残高の計上
期首時点のポイント残高(例:1/1に100ポイント)は、未払金として計上する必要はありません。
理由は、ポイントは「未実現の潜在的利益」で、取得時(カード利用時)に課税せず、使用時まで繰り延べるためです。前年中に事業利用で貯まった分も、期首に強制計上すると二重計上リスクが生じます。
例の仕訳(普通預金200/未払金100/元入金100)は不要で、期首仕訳なしでOKです。使用時に初めて雑収入計上してください。
2.期首VポイントPay残高の計上
期首VポイントPay残高(例:1/1に100円)も未払金計上不要です。
チャージ時点で既に雑収入計上済みなので、残高は「前払費用相当」として資産計上せず、使用時まで持ち越し。事業按分はチャージ時の比率で固定します。
例の仕訳は不要です。使用時に事業分だけ経費化(プライベート分は事業主貸)で処理します。
3.Vポイント運用の仕訳タイミング
ご理解の通りで正しいとおもいます。
Vポイント運用は「疑似運用」で、評価変動中は未実現なので仕訳なし。引き出し時(実現時)に総額を益金計上(取得費0)が実務的です。
①8/1追加(101→100):仕訳なし(投入時課税なし)
②8/3 +15(115):仕訳なし(評価益未実現)
③8/5 -5(110):仕訳なし(評価損未実現)
④-1 8/7引き出し110:未払金 110 / 雑収入 55(事業50%) / 事業主貸 55 ←正解
④-2 運用継続:仕訳なし
④-3 8/7 -20→90引き出し:未払金 90 / 雑収入 45 / 事業主貸 45 ←正解(損失分控除せず総額益金、運用益=90-投入101=-11は雑所得で相殺かのうですが簡易的に総額処理)
※損益通算は雑所得内で可能ですが、運用は譲渡所得扱い論争ありますので
、安全に雑所得がよろしいかと思います。
4.VポイントPayをプライベート使用時
完璧に正しい仕訳です。事業按分ゼロ(プライベート100%)なら全額事業主貸へ移します。
①チャージ500:未払金500 / 雑収入500(事業0%なら全額事業主貸500に修正可)
②プライベート使用:雑収入500 / 事業主貸500 ←事業分戻し+プライベート分貸付
事業使用ゼロならチャージ時から「事業主貸500 / 雑収入0(プライベート分全貸)」がクリア。
5.事業按分の積算期間
ポイント使用時点(チャージ・引き出し時)の直近12ヶ月(または事業年度内)のカード利用額で計算するのが合理的です。
例:2025/8/1チャージ → 2024/8/1~2025/7/31(直近1年分)の事業利用額/総額比率を使います。暦年(1/1~12/31)だと変動大で不適切かと。
日誌・明細を保管し、変動時はメモ。税務署は「合理性」でOKです。
丁寧な回答ありがとうございます。
その上で2点だけ不明な点が出たので教えて欲しいです。
1.未払金とクレカ残高の照合について(Vポイントpayにチャージした時)
VポイントPayにチャージ時に借方に「未払金」を使用するとなっていますが、「未払金」を使用すると、期末時点でのクレカ残高と未払金の残高が一致しません(チャージ分の金額)。
付与されたクレカのポイントをチャージした場合も「未払金」を使用するのでしょうか
例)
8/1:ポイント付与(イベントなど)
100ポイント付与
仕訳なし
8/3:Vポイントpayにチャージ
未払金100/雑収入100←ここの未払金100が期末時点においてクレカ残高とのズレの原因になる
8/5:チャージ分をプライベートに使用
雑収入100/事業主貸100
2.事業按分の積算期間について
例:2025/8/1チャージ → 2024/8/1~2025/7/31(直近1年分)の事業利用額/総額比率を使います。
上記について以下のことをお聞きしたいです。
(1)必ず直近1年なのでしょうか。(例えば直近一カ月など)
(2)直近1年と言うのは日数単位で計算するのでしょうか
例)
2025/8/15チャージ→計算期間:2024/8/15~2025/8/14
回答が遅くなり申し訳ございません。
①未払金とクレカ残高の照合について(Vポイントpayにチャージした時)
大変失礼いたしました。
おっしゃる通り、未払金をクレカ残高と一致させることを想定した場合、チャージ時に未払金を減額(借方)にすると不自然さがでます。
そのため、チャージ時は前払費用として計上
前払費用 ×× 雑収入
事業又はプライベート利用時
経費科目又は事業主貸×× 前払費用××
とするのがもっとも可視化できるかと思います。
当初前払費用ではなく未払金としたのはクレカから生じたもののため整合性を保つためにご提案させていただきましたが、混乱させてしまい申し訳ございませんでした。
②事業按分の積算期間について
(1) 必ず直近1年ではございません。 税法上「合理的な方法」で足り、直近1ヶ月・3ヶ月・事業年度内などでも変動可能です。変動少ないのであれば月次、季節変動なら年次が適切かと思います。税務署は「一貫性・根拠明細」を重視しております。
(2) 日数単位で計算: 正確性を重視するのであればご認識の通りでございます。チャージ日基準で過去365日(or 直近12ヶ月末日まで)を対象とお考えいただければと思います(実務は事務負担から月次で考えることもございます)。
例: 2025/8/15チャージ → 2024/8/15〜2025/8/14の事業利用額/総額。
丁寧な回答ありがとうございます!
参考になりました。
本投稿は、2026年01月16日 13時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







