税理士ドットコム - [計上]事業用の口座にプライベートの入金をしてしまった場合 - ご相談ありがとうございます。うっかりミスはどな...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 計上
  4. 事業用の口座にプライベートの入金をしてしまった場合

計上

 投稿

事業用の口座にプライベートの入金をしてしまった場合

お世話になります。
フリマサイトで販売をしているのですが、うっかりして全く関係のない
私物の売上金を事業用の口座に振り込みしてしまいました。
このような場合、帳簿上どのように処理すれば良いのでしょうか。その分の金額は
銀行でおろしたいのですが。。。
記入例も教えて頂けますと助かります。

税理士の回答

ご相談ありがとうございます。
うっかりミスはどなたにもあります。取返しのつくものですのでご安心ください。

一つ確認させていただきたいのですが、個人事業主さまでしょうか?法人様でしょうか?それにより、仕訳の記入方法がことなります。

早々にありがとうございます。まだ3月ですのに、これでもう2021年度の青色申告はできないのかと
焦っておりました。
当方、新米の個人事業主です。あまり売り上げも多くはないのですが
2021年度の申告は青色申告に挑戦しようとしております。

売上金ですが事業用の売り上げ金と私物の売り上げを合算して口座に
振り込んでしまいました。
振り込んだ金額 20万円  本来振り込むべき売上金15万円  私物売り上げ5万円

銀行から私物分の5万円を3月20日に引き出す。

この仮定ですとどうなりますでしょうか。
アドバイスいただけますと大変助かります。

それでは、ご状況にあわせて、仕訳例を記述いたします。
・事業用口座への入金日
預金20万円 / 売上高15万円
      / 事業主借 5万円

・引き出し日
事業主借 5万円 / 預金 5万円

※私物分の5万円をいったん「事業主借」という勘定にためて、引き出したときにクリアにするというイメージです。

とても真摯なお心構えで経理に取り組んでいただき、いち税理士としてとても嬉しく思います。今後もお困りのことがあれば、ご相談ください。

米津先生、
お忙しい時期にもかかわらず丁寧なアドバイスを有難うございます。
資金取扱の考え方を合わせて教えて下さったので、とてもよく理解ができました。
私物売上金の5万円は事業用口座にプライベートのお金を入金した、そして
それを引き出しただけ、という考え方になる、で宜しかったでしょうか。

実は、2020年度は青色の簡易簿記での申告にしておりますので事業用通帳の管理は
まだ始めたばかりです。

事業用通帳に売上金を入金し、商品の仕入れは殆どがプライベート用のクレジットカードです。
クレカの引き落とし口座はプライベート用口座です。
仕入れ代分を引き落とし先であるプライベート口座に補充したいので「事業用の資金」を一部引き出す場合、
これも私物売上げ(本来は事業の売上口座に入れなくて良かった金額)の引き出しと同じように

事業用口座から仕入れ目的の資金を30万円引き出すとして

事業主借 30万円   / 預金  30万円

このように記載すれば宜しいのでしょうか?

お答え頂けますと助かります。

すみません、上記の例ですが

仕入れ代金の補充が理由ではありますが、移動させる(振込ではなくATMで引き出すのですが)のが
プライベート用の口座になる訳ですので

事業主貸  30万円   / 預金  30万円

が、正しいでしょうか。

ご回答が遅くなり申し訳ありません。
>私物売上金の5万円は事業用口座にプライベートのお金を入金した、そしてそれを引き出しただけ、という考え方になる、で宜しかったでしょうか。
→その通りです。

また、事業用口座から仕入代金の充当のために引出をする仕訳について、①・②どちらでも問題ございません。強いて言えば、仕入の仕訳をしたときの貸方(右側)の勘定科目に事業主借か事業主貸のどちらかを使用されたと思いますので、それに合わせるのがよいと思います。
①事業主借 30万円   / 預金  30万円
②事業主貸 30万円   / 預金  30万円


※「これを言ったらおしまいよ」という感じですが※
「事業主貸」、「事業主借」は翌期に繰り越しをする際に、相殺をして差し引き純額を「元入金」に振替をします。なので、ぶっちゃけたことを申し上げますとどちらも同じようなものです。理論的にはどちらが正しい、という状況もありますが、損益にも影響しませんので、税務署も銀行も興味を持ちません。あまり深く考えずにしていただいた方が生産性が高まると思います。確定申告はサクッと終わらして、本業で稼ぎましょう!

米津先生、

知識の足りない私にも非常に分かり易い説明文を有難うございます。
ここまで「分かりやすく!」教えて下さった先生は初めてです。

また、事業主貸、借について結局のところ「損益には関係しない」訳ですから
ここの部分に神経質にならなくてもよい(どちらかできちんと処理していれば良い)
との事でとても安心致しました。

本業が忙しくなってきて、勉強しつつ進める確定申告は大変ではありますが
やっと何とかなりそうです。また2021年度の分もやって行けそうです。

本当にありがとうございました。

疑問が解決したようでよかったです!
またお困りのことがあればご相談ください。

本投稿は、2021年03月11日 15時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

計上に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

計上に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,422
直近30日 相談数
704
直近30日 税理士回答数
1,410