吸収合併時の資産管理について(存続会社側)
いつもお世話になっております。
吸収合併をすることになり、その際の資産の管理について質問させてください。
弊社は存続会社です。
吸収先の資産等を合併に伴い受け入れて、減価償却等をしていきます。
その際、購入日と使用開始日は合併した日付に取得したものとして管理するのでしょうか。
今まで吸収先で管理していた内容を引き継いで、減価償却等を続けていくのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

大黒智陽
適格合併か非適格合併かにより異なります。
適格合併では、その資産の被合併法人における取得日・帳簿価額を引継ぎ、取得価額は被合併法人における取得価額に、合併法人が事業の用に供するために要した費用の額を加算した金額になります。償却方法は合併法人が選定している方法によることとなります。耐用年数は、法定耐用年数によることが原則となりますが、中古資産の耐用年数の規定の適用ができます。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/hojin/33/19.htm
一方、非適格合併の場合には、新たに資産を取得したものとして、時価による譲受けとなるため、取得日は合併した日となり、取得価額は受入時の金額(時価)に事業の用に供するために直接要した費用の額を加算した金額となります。償却方法は合併法人が選定することとなります。また耐用年数についても新たに見積もる必要があり、中古資産の取得となることから中古耐用年数の規定の適用を受けることができます。
本投稿は、2025年01月27日 10時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。