太陽光発電システムに蓄電池システムを追加する場合の減価償却について
自宅で稼働中の太陽光発電システム(住宅用)に蓄電池システムを追加設置しようとしています。
蓄電池の追加設置にあたって、太陽光発電システムの一部装置(パワーコンディショナなど)を置き換えることになります。
その際の減価償却の考え方(計算方法)を教えて頂けないでしょうか。
既存システム/追加システムとも金額の内訳は不明で、システム全体の金額しか分かりません。
蓄電池自体は収入に直結しないため、経費として計上することはできないと考えております。
この場合、現状の減価償却をそのまま続けてよいものでしょうか?
パワーコンディショナのみの金額が分かれば、修繕費なりで計上できるのではと考えたのですが、その金額は不明です。
<経緯>
・太陽光発電システムの設置は2004年で、旧定額法で減価償却費を計算
・2018年1月から個人事業主(IT系エンジニア)となり、太陽光発電システムの減価償却費を経費として計上して確定申告
・発電量と売電量(余剰電力の売電額を雑収入として申告)を集計し、減価償却費の30%(発電量の30%を売電)を経費としている
税理士の回答

酒屋就一
減価償却をそのまま続けても問題ないと考えます。
パワーコンディショナ部分の金額がわかれば修繕費計上も問題ないと思われますので、金額の内訳情報を出してもらえればより節税につながると考えます
ご回答ありがとうございます。
現状の減価償却を続けて問題ないとのことで安心いたしました。
発電機能が維持されるとはいえ、2004年に設置した装置の一部が外されてしまう(蓄電池システムで補完されますが)ことに対しての減価償却の考え方が気になっていました。
パワーコンディショナの金額については、あらためて交渉をしてみたいと思います。
ただ、導入を検討しているものが蓄電池とのハイブリット型(1台で蓄電池の入出力と太陽電池が入力ができる)であるため、太陽光発電部分のみに相当する金額を算出する必要があると考えるとちょっと悩ましいところです。
ついでにお聞きしてしまいますが、こういう場合、パワーコンディショナの金額が分かったとして単純に2(蓄電池と太陽電池の2機能と考える場合)や3(蓄電池の入力・出力、太陽電池の入力の3機能と考える)で割ってもよいものなのでしょうか?

酒屋就一
パワーコンディショナの機能については素人ですのでなんとも言えないのですが、ご提示の方法が機能的、稼働状況などからみてある程度合理的であれば、1/2や1/3で計上するのも認められると考えます
ご回答ありがとうございます。
何度も質問してしまい、お手数お掛けしました。
パワーコンディショナの機能性や売電比率の按分を考慮して、由来を説明できればよいと理解しました。
丁寧にご回答頂きまして、ありがとうございました。
本投稿は、2020年04月06日 11時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。