建設仮勘定振替漏れと減価償却費
前年度の決算で、建設仮勘定のまま残してしまい、適切な資産に計上し忘れていたものがあることがわかりました。またこの資産に対しての減価償却費の計上も漏れておりました。
この場合、以下の点がよくわかりません。
1.建設仮から資産に振り替える工具器具備品/建設仮の仕訳は当期首付で入れればよいのでしょうか?
2.前年度の漏れた減価償却費は修正して追加で計上することはできないようですが(前期損益修正損は使えない)この認識は合っていますでしょうか?
3.税務署に再度何か提出しなくてはならないものはありますでしょうか
4.固定資産台帳と今後の減価償却費(定率法、耐用年数8年)の仕訳がわからないのですが、期首償却累計額、期首帳簿価額、耐用年数はどのように考えればよいのでしょうか
税理士の回答
減価償却費については損金経理(減価償却費として計上)したものしか税務上費用にできませんので、前年度の減価償却費を追加で計上することはできません。
そのため今期の期首で取得したことにして今期から8年間で償却をしていくのがよいでしょう。
減価償却費は税務上は限度額範囲内であればよく、ゼロでもいいので、過去に計上していなかったとして何か言われることはありません。
本投稿は、2022年02月03日 13時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。