相続した家を賃貸に出す時の減価償却費
【前提】
・公務員で給与収入がある
・親が亡くなり実家を相続
・今年から実家を人に貸して副業として賃貸収入を得てる
・実家は親が生前に購入
5年前に購入、新築、木造、取得価格1000万円(建物のみ)
【計算】
①減価償却費(親が取得した5年前)
取得価格1000万円×償却率0.046(木造_耐用年数22年)=46万円
②未償却残高
取得価格1000万円 −(46万円×5年)=770万円
③減価償却費(相続時)
取得価格770万円×償却率0.046(木造_耐用年数22年)=約35万円
【質問】
相続人(私)から見た減価償却費はいくらでしょうか?ご教示お願いします
・計算①のとおり、親と同じ46万円?
・計算②の未償却残高を取得価格、取得日を相続の日として再計算して計算③の35万円?
・計算が間違ってる?
税理士の回答

池田康廣
親御さんが居住用として使用していた期間は耐用年数を法定の22年×1.5倍=33年として償却率0.031で償却しますが、この期間の減価償却費は貸付後の不動産所得の必要経費としての減価償却費の計算に影響しません。(将来、この建物を売却した場合の必要経費(取得費)に影響します。)
よって、ご質問のとおり不動産所得の年間の減価償却費は46万円ですが、年の途中から貸付した場合は最初の年は月数按分が必要となります。
本投稿は、2022年04月24日 11時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。