仕分け方の変更
10年近く前からサーバー・ドメイン費用の代行を行なっている友人がいくつかあり、ほぼボランティア(1000円程度の代行費用を手間賃でもらっています)で更新作業だけを行なっている状況です。
総額を見ても対して大きくないのでこれまでは全てを売上として計上してきていたのですが、消費税の兼ね合いもあり、より実態に即した、立替金と売上(1000円の手間賃)を分ける仕訳に変更したいと思っています。
今までと仕分け方が変わることで問題が発生することはありますでしょうか?
税理士の回答

1. 消費税の影響
これまで総額を売上に計上していた場合、消費税の課税売上に含めていた可能性がある ため、新たに立替金を分けることで消費税の課税売上が減ることになる。
➡ 免税事業者や簡易課税を適用している場合、消費税額の変動が発生する可能性がある。
📌 影響を受ける可能性のある事業者
• 課税売上高1,000万円近辺の事業者(免税事業者かどうかの基準に影響する)
• 簡易課税制度を利用している場合(売上を基に納税額を計算するため)
2. 取引の透明性
税務署の視点では「これまで売上として計上していたものが、急に立替金として処理される」ため、不自然な変更として指摘される可能性がある。
📌 対策
• 立替金と売上を明確にする契約書や取引内容の記録を残す
• 友人に対する請求書(立替金 + 手間賃1,000円)を毎回発行する
• 税務調査時に「立替金とは何か」を説明できる資料を用意しておく
本投稿は、2025年03月05日 03時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。