経理経験浅め。新工場建設に伴う旧工場解体についての仕訳問題について
私は簿記3級しか持っていないのですが、指導や社内教育と称し、このような問題を上司から出されて期限内に解答するよう言われ今とても困っております。
色々とネットでも見てみましたが普段全く使用することのない内容ばかりで解けません。どうか助けて下さい。
◆問題 新工場を建設し旧工場を解体する。次の条件を基に仕訳をすること。
【条件】1.着工2019/6月 施工2020/6月 2.建設工事費5億円 工事代金支払条件(着工時1億円 竣工時4億円) 3.旧工場は1994年8月取得、取得価格3億6千万、耐用年数30年 2019年4月末(24年9ヶ月経過)減価償却累計額2億9千7百万円 4.旧工場解体2020/6月 解体工事費3千5百万円
①旧工場について2019/5月から耐用年数を経済的使用可能予測期間に変更した場合の2019/5月度の減価償却に関する仕訳 ②旧工場について2019/5月~解体までの期間、解体工事費相当額の引当金を計上する場合の2019/5月の仕訳 ③旧工場解体時、普通預金から解体工事費3千5百万円を支払った場合の2020/6月度の解体及び支払に関する仕訳 ④2019/7月(決算)において①と②の仕訳を起票したことにより会計上と税法上の資産または負債の額の間に生じた差異を調整する仕訳(税引前当期純利益4千万円、法人税率を30%とする)⑤新工場着工時、2019年6月末日限り普通預金から1億円を支払った時の2019/6月の支払に関する仕訳 ⑥新工場竣工時、2020/6月末日限り普通預金から4億円を支払った時の2020/6月の支払及び固定資産取得に関する仕訳
・・・③は[借]特別損失 [貸]普通預金、⑤は[借]建設仮勘定 [貸]普通預金 ⑥は[借]建物 5億円 [貸]建設仮勘定 1億円・普通預金 4億円
これで合ってますか?(経理の色んなサイトを見て考えてみました)①、②、④については無理でした。今現在私の業務は主に買掛・売掛と小口現金精算のみです。このような経理担当にあまりにも業務からかけ離れた問題だと思うのですがこれは簿記だと何級くらいのレベルなのでしょうか。しかも期限は平日の1日しか与えられませんでした。自分のレベル的にあまりにも常識外の問題であれば答えれるほうがおかしいので空欄で出そうかとも思っています。ご教示のほど宜しくお願いいたします。
税理士の回答

白紙で出されることを期待されているのかなと思います。
1番は本来、あと5年使えるものを1年で割増償却ような考え。
2番はそのこの工事にかかる費用分を先に引当金として損金に算入し、ある程度の真実に近い数字に持っていくという考え方。(〇〇引当金は〇〇は何にするかは、思いつきません。)
上記の2つは、税法上で損金に認められていないので、税効果会計を用いて、法人税等調整額を使用する
こんな感じの考え方だと思います。
あなたの会社は、かなり、大きな会社ですよね?
普通は、このような処理はしません。現在では引当金自体、税法上で認められているものは貸倒引当金などの何個かしかありません。
しかし、株主になるべく、真実に近い金額を見せるために色々と会計上では税法と違う作り方をするのです。(引当金も税効果会計も法人税の申告書を作成する上では、清算してしまいます。)
上司の方は、この辺りを説明したいのではないのかな?と思って読ませてもらいました。
全然、力になれていませんが、これを全部説明するには、相当料の説明が必要になります。
考え方の足しにして頂ければ幸いです。
本投稿は、2019年06月11日 21時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。