長期未払金と支払利息の内訳について
当社は今期、自動車をローンにより購入いたしました。
その際に仕訳として
割賦手数料を長期前払金とし残債を長期未払金と処理しました。
なので、毎月の返済の処理として
長期未払金 ××× / 普通預金 ×××
支払利息 〇〇〇 / 長期前払費用 〇〇〇
で処理をしております。
ここで決算を組む際に勘定科目内訳書について
☆”買掛金(未払金、未払費用)の内訳書”に長期未払金の残高を記載すると思うのですが”借入金及び支払利子の内訳書”には自動車ローンの金利を支払利息としているので利息のみを記載するのでしょうか?(銀行の借入利息もあるので決算書の残高と一致させなければいけないと思い…)
★それとも自動車ローンの長期未払金自体が借入金の性質をもっているので長期未払金を借入金と読み替えて”借入金及び支払利子の内訳書”に残債と利息を記載する方がよいのでしょうか?
☆彡もしくは最初から長期未払金ではなく長期借入金の方が自然なのでしょうか?
ご回答宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答

ご質問の仕訳は以下となります。
<購入時>
車両 XX / 未払金 XX (車両代) 課税
前払費用 XX / 未払金 (割賦手数料) 不課税
<支払時>
未払金 XX / 預金 XX 不課税
支払利息 XX / 前払費用 XX 非課税
<決算時>
未払金 XX / 長期未払金 XX ⇒決算日以降1年超の支払分を長期に振替え
【ご質問の回答】
・”買掛金(未払金、未払費用)の内訳書”に長期未払金の残高を記載すると思うのですが”借入金及び支払利子の内訳書”には自動車ローンの金利を支払利息としているので利息のみを記載するのでしょうか?(銀行の借入利息もあるので決算書の残高と一致させなければいけないと思い…)
⇒ご理解の通りです。決算時に未払金を長期と短期に分ける作業が必要です。
・それとも自動車ローンの長期未払金自体が借入金の性質をもっているので長期未払金を借入金と読み替えて”借入金及び支払利子の内訳書”に残債と利息を記載する方がよいのでしょうか?
・もしくは最初から長期未払金ではなく長期借入金の方が自然なのでしょうか?
⇒実質的には借入金なのですが、形式的には割賦購入に相当するため、勘定科目を借入金とせずに、未払金として表示した方が、よろしいかと思います。
早速のご回答ありがとうございます。
最後に確認だけさせて頂けますでしょうか?
購入時、支払時、決算時の仕訳処理は、ご教授通りにさせて頂きます。
内訳書の記載ですが借入先の名称欄の記載と期中の支払利子額の欄の記載だけで
良いという解釈で大丈夫でしょうか?
宜しくお願い申し上げます。

内訳書の記載ですが借入先の名称欄の記載と期中の支払利子額の欄の記載だけで良いという解釈で大丈夫でしょうか?
⇒勘定科目を未払金、長期未払金とするため、当該勘定の内訳に記載し、支払利息は割賦手数料である旨が分かるコメントを入れて頂ければよろしいかと思います。
大変わかりやすくご教授頂きありがとうございました!
この流れで内訳書作成をしていきます!!
本投稿は、2019年10月28日 09時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。