シェアサロンの業務委託の勘定科目について
この度、シェアサロンにてスペースを面貸しする予定で、不明点がございましてご相談させて頂きます。
※大家様の承諾を頂いております。
※貸す側(以下 甲)と借りる側(以下 乙)に雇用関係は無く、それぞれ個人事業主で確定申告いたします。
ご相談の内容としまして
シェアサロンの業務委託契約書に
・乙は月額○○,○○○円(水道・電気・WiFi・ウォーターサーバー 使用料等、含む)を業務委託料とし、乙は甲に対し毎月○○日までに翌月分を現金を持参する方法で支払う。
と記載しようと考えているのですが、
この際、上記の 『業務委託料として 』は相応しい表記でしょうか?
また、翌月分を先に頂く時
貸す側と借りる側の勘定科目はそれぞれ何になりますでしょうか?
借りる側へ領収書を切る際、○○代として扱うのか
貸す側は 雑収入 になるのか分からず、無知で大変申し訳ございません。
ご教授頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

業務委託料が外注費ということであれば問題ないと思います。翌月分を先に頂く時、貸す側と借りる側の勘定科目はそれぞれ以下の様になります。
1. 貸す側 前受金(翌月は雑収入に振替)
2. 借りる側 前払金(翌月は外注費に振替)
借りる側へ領収書を切る際は、外注費と記載することになると思います。貸す側は、雑収入として処理します。
業務委託というのは甲が乙に対して委託するものであって、委託料が発生するとすれば甲が乙に支払うものです。
売上は乙が顧客から直接受取り、その収入から甲に面借り分の賃料や使用料を支払うだけであれば、そもそも業務委託契約ではなく単なる賃貸借契約になると思いますので、賃借料や使用料といったものになると思います。
業務委託契約なのか賃貸借契約なのか文面からはわかりませんので、単なる賃貸借契約の前提での仕訳は、
甲
受け取ったとき・・現金/前受金
翌月初・・前受金/受取賃料
乙
支払ったとき・・前払金/現金
翌月初・・支払賃料/前払金
領収書は、サロン設備使用料などになると思います。
いずれにしましても、ご質問の文面からは業務委託契約なのか賃貸借契約なのかわかりません。
丁寧で分かりやすいご回答をありがとうございます!
契約書を作成するにあたり、行政書士さんに監修して頂いたさいに『業務委託料として』記載アドバイスを頂いたのですが、
私の認識も業務委託料とは甲が乙に業務を委託した際に支払う報酬または手数料のことで、
今回の場合は賃料等を頂くのみの面貸しになるので
『業務委託料として』を『サロン利用料として』に記載変更でよろしいでしょうか?
また、賃料のみでは無いのですが、一括して受取賃料のでいいですか?こちらは一括して 賃借料 の勘定科目でも問題ないですか?
あつかましくも再度、質問させて頂き申し訳ございません。ご教授頂けたらと思います。
よろしくお願い申し上げます。
サロン利用料でよろしいかと思います。
貴方が支払い義務を負う水道光熱費や所有するWIFI等の使用料を面貸しとして一括で受け取るので、受取賃料でよりと思います。(賃料は不動産の賃貸料だけではありません)
賃借料は借りる側が使う勘定科目です。
とても分かりやすく、ご丁寧に相談にのって頂きありがとうございます!
この度は不明点を解決していただき、誠にありがとうございました。
本投稿は、2022年06月19日 00時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。