外貨売上・支出の帳簿と確定申告の書き方
来年からフリーランスでノマドワークをします。収入はUSDになり、paypal等の振り込みになります。
また、現地での家賃や飲食費を経費として計上する場合、レシートの管理や帳簿への記載はどのように行えば良いでしょうか?
税理士の回答

フリーランスとしてノマドワークを行う場合、外貨での売上や支出についての帳簿と確定申告の書き方は、以下のように進めると良いでしょう。
1. 外貨売上の記帳
外貨(USD)での収入は、日本円に換算して記帳します。換算レートは取引が行われた日または月末のレートを使用します。PayPalからの振り込みの場合も同様で、PayPalでの受け取り時の日本円額を基に帳簿に記録します。
例:
- 収入が100USDの場合、その日または月末の為替レート(例えば、1USD = 150円)で換算して記録します。
- 100USD × 150円 = 15,000円が売上として記載されます。
2. **支出(家賃・飲食費等)の記帳
現地での支出(家賃、飲食費など)は、経費として記録できますが、レシートや支出証明をしっかりと保存しておくことが重要です。特に、現地通貨で支払った場合は、その日の為替レートで日本円に換算して記帳します。
例えば:
- 家賃が500USDの場合、その日の為替レートを使用して換算し、経費として記帳します。
- 500USD × 150円 = 75,000円
もしレシートが電子的に保存されている場合、そのPDFなどを保管し、必要に応じて提出できるようにしておきましょう。
3. 帳簿の管理方法
- 帳簿はExcelなどで管理することが一般的ですが、会計ソフト(例えば、Freeeや弥生会計など)を使用することも便利です。これらのソフトは、外貨の取引に対応しており、為替レートの換算も自動で行ってくれるものがあります。
- 売上と支出の項目を日々記録し、外貨取引があった場合にはその日付の為替レートで日本円に換算して記入します。
4. 確定申告
確定申告時には、外貨での収入と支出を日本円に換算した金額を基に申告します。外貨取引が多いため、換算レートや取引内容に誤りがないように、慎重に確認しながら記帳を行い、申告書に反映させます。
申告方法には、青色申告と白色申告がありますが、青色申告を選択すると、税制上の優遇措置を受けることができますので、青色申告を選ぶことをお勧めします。
帳簿の記入や確定申告において、外貨の換算を正確に行うことがポイントとなります。
本投稿は、2024年11月18日 13時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。