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外注パートナーとの直接契約における支払いルールと税務面について

はじめまして。YouTubeチャンネルを運営しております。
動画編集者の外注を5名抱えており、毎月40万前後の外注費をかけています。

外注パートナーとの契約形態について相談させてください。

これまではクラウドソーシング(ランサーズ等)のみを利用していましたが、今後は直接契約へ移行していく予定です。
それに伴う「請求・支払い」について、以下の2点を教えていただけますでしょうか。

1. 支払いのタイミング(締め日・支払日)の統一について
一般的には「月末締め翌月払い」かと思いますが、外注さんの中には週払いや都度払いを希望される方もいると予想しています。
※クラウドワークスなどでは都度払いだったため。

実務の手間を考慮し、手数料等の条件をつけてでも「月末締め」に統一・誘導すべきでしょうか?
それとも、個々の外注さんの希望に合わせてあげるのが一般的なのでしょうか。

2. 税務・事務作業面での違いについて
「月末締め」と「都度払い」とで、税務処理や事務作業上のメリット・デメリットに大きな違いはあるでしょうか?

アドバイスをいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

1. 支払いのタイミング(締め日・支払日)の統一について
→ 以下のような対応をするのはいかがでしょうか?
・報酬は月末締め、翌月10日支払いとする
・請求書は翌月5日までに提出
・例外的に都度払いを希望する場合は、
 ① 手数料控除 または
 ② 報酬単価の調整
 を行うものとする

2. 税務・事務作業面での違いについて
「月末締め」と「都度払い」とで、税務処理や事務作業上のメリット・デメリットに大きな違いはあるでしょうか?


1. 月末締めのメリット・デメリット

メリット

未払金計上が明確
月次決算・管理会計が安定
支払調書・源泉徴収(該当する場合)の整理が容易
振込ミス・漏れが激減

デメリット
外注側のキャッシュフローは遅くなる
(※これは交渉・条件設計で調整)

2. 都度払い・週払いのメリット・デメリット

メリット

外注側の満足度が一時的に高い
初期の信頼構築には使えることもある

デメリット

振込回数増加 → 人的コスト増
会計処理が煩雑(仕訳が細切れ)
支払管理表が複雑化
源泉対象取引がある場合、管理リスク増
「あれ、払いましたっけ?」が必ず起きる

ご質問ありがとうございます。

外注費の支払い時期については、事務処理・資金繰りの観点から「月末締め・翌月払い」等で統一するのが一般的です。週払いや都度払いは記帳や振込管理が煩雑になるため、報酬設定や契約内容に配慮しつつ、月次での統一を検討されるのが実務上は望ましいでしょう。

税務上の処理は、原則として「発生主義(業務完了日ベース)」によって費用計上するのが基本です。そのため、締め日や支払日にかかわらず、業務の完了日を基準に外注費を計上する必要があります。
都度払いを採用する場合でも、発生日と支払日のズレに留意し、帳簿処理を適切に行うことが重要です。

本投稿は、2025年12月13日 06時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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