扶養控除申告書に関して
お世話になります。
扶養控除申告書に関して質問させていただきたいです。
結論は、乙で引かれている所得税に関して、甲との差額分を返金して貰えないのか。
という質問です。
詳細は以下の通りです。
私は派遣社員です。
初めての派遣会社で、登録したては、扶養控除申告書を会社WEBにて申請してくれとのアナウンスの元登録致しました(2022年)。
2022年は12月までの契約でしたが、2023年は3月までと更新は確定しておりました(11月の段階で)。
まず、年末調整のアナウンスがあり、確定申告はこちらでやるので年末調整は不要という事を会社の指示通りのやり方で報告しましたが、扶養控除申告書に関しては特にアナウンスがございません。
用紙も送られてこず、こちらに関しては何もしなくていいのかな?という認識の元、2023年を迎えて、1月の給与を迎えました。
最初は気付かず、クレジットカードの引き落としが入り、改めて口座を確認すると考えていた金額より少ない事に気づきました(2月初旬です)。
WEBのマイページにて給与明細を確認すると乙蘭処理をされている事が判明致しました。
早速会社に問い合わせをすると、会社のスタッフマイページ(WEB)にてお知らせをしているとの事。
しかし、どこを見ても記載がなく、扶養控除申告書と書かれたボタンを押したら、そこに注意事項として書かれておりました。
でも、2022年の扶養控除申告書は提出となっており、2023年更新がありません。
問い合わせると、2023年はあるが1-10日はメンテナンスで更新出来ないとの回答。
11日に早速、更新するが、2月も乙で引かれており、会社に問い合わせを致しました。
『原則』返金は行なってないとの事ですが、現在は会社側の返答待ちです。
会社としてアナウンスしないのかという質問を問いかけると先方はアナウンスしなくて申し訳ないという謝罪。(つまり、ミスを認めました)
こちらがしっかりと明細を見ないと誰も気付かず、私の同僚全員が私と同じ状況で、私がお伝えする事で全員、引かれすぎだと思っていたそうですが理解をしておりませんでした。(結果、皆さん、2月11日以降に申告書更新で、1月・2月乙にて所得税引かれる)
先方は、税金の問題だから返金難しいとの回答ですが、実際、返金は難しいものなのでしょうか?
税理士の回答

米森まつ美
回答します
1月分に関しては、返金は難しいと思います。
源泉徴収義務者のアナウンスミスではありますが、給与の支払前までに給与の支払者(会社)に「2023年の扶養控除申告書」の提出がなかったため、2023年1月の乙欄課税は正しい源泉徴収であり、「誤納付」ではないため給与の支払者は税務署への還付請求はできず、給与の支払者は皆さんへの還付はできないことになります。
ただし、2月の給与に関しては、支給前に「扶養控除申告書」の提出をされているようですので、乙欄課税による源泉徴収は誤りであり、「誤納付」となりますので、給与の支払者は「源泉所得税の誤納還付請求」を提出できますので、皆さんへも還付の義務が生じます。
なお、年末まで勤務され年枚調整をされる方の場合、給与の支払者が同じであるため乙欄課税の給与も年末調整の対象となり、結果として年末調整時に還付処理がされます。
年の中途で退職された方は、他の就職先では「乙欄課税」の給与は年末調整の対象にはできないため、確定申告での還付となります。
本投稿は、2023年02月14日 19時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。