税理士ドットコム - [所得税]過去に複数回の転職で退職金あり。今後もらうiDeco一時金の退職金控除額の計算方法 - 現在の状況から、iDeCoを一時金として受け取る際の...
  1. 税理士ドットコム
  2. 税金・お金
  3. 所得税
  4. 過去に複数回の転職で退職金あり。今後もらうiDeco一時金の退職金控除額の計算方法

過去に複数回の転職で退職金あり。今後もらうiDeco一時金の退職金控除額の計算方法

現在(2024年9月)、59歳の会社員。過去4回の転職で、うち2社から退職金あり。それぞれ、1回目:60万円/2年数か月勤務(退職所得控除額あり、控除枠以内なので所得税ゼロ)。2回目:402万円/2年数か月勤務(退職所得控除額あり、控除枠120万円使い切る)。そして、現在の会社を2年後に退職予定。想定として退職金は200万円/3年数か月勤務(控除枠160万円使い切る)。一方で、3年前にiDecoに加入し毎月掛け金。その際に以前の会社からの確定給付企業年金と確定拠出年金を全てiDecoに移換。2年後退職した後にiDecoを一時金として貰う場合のiDeco退職所得控除額が幾らになるのか教えて下さい。因みに、2年後時点でのiDeco資産額は想定で2,400万円で、通算加入期間は31年です。

税理士の回答

現在の状況から、iDeCoを一時金として受け取る際の退職所得控除額について説明いたします。iDeCo(個人型確定拠出年金)の受け取り時における退職所得控除は、通常の退職金の控除と区分されて適用されます。この控除は、加入していた年数に応じて計算されます。

退職所得控除額は、勤続年数(iDeCoの場合は拠出期間)に基づいて次のように計算されます:

勤続年数が20年以下の場合:40万円 × 年数(最低でも80万円)
勤続年数が20年超の場合:800万円 + 70万円 × (年数 - 20)
質問者様の場合、通算加入期間は31年ですので、以下の計算となります:

初めの20年:40万円 × 20年 = 800万円
残りの11年:70万円 × 11年 = 770万円
合計の退職所得控除額は、800万円 + 770万円 = 1,570万円となります。

この金額は、iDeCoを一時金として受け取る際に控除されるので、2,400万円の資産を受け取る際に課税対象となる金額を大幅に軽減します。

石割先生、ご回答ありがとうございました。過去の退職金と今後貰うであろう退職金に該当する勤続期間(2年+2年+3年、全て退職所得控除あり)とiDeco加入期間が被っているので、iDeco一時金受取り時の退職所得控除の計算で何かしらの調整が入ると思ってたのです(ネット情報では、そのように言われる先生もいる)が、何も調整が入らないとのことで安心しました。

本投稿は、2024年09月13日 18時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

所得税に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

所得税に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
159,589
直近30日 相談数
822
直近30日 税理士回答数
1,520