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非上場企業から譲渡制限付株式を付与されたときに手続きについて

初めて利用させていただきます。譲渡制限付株式を付与されたときの税金や手続きについて、教えていただきたいです。

【経緯】
私の妻が、自身が働いている会社から株をもらうとのことです。その会社は非上場です。ただもらうわけではなくて、妻によると「退職するまで換金できないという条件がある」とのことです。自分なりに調べて、このような株のことを譲渡制限付株式というのではないか、と判断しました。

【疑問】
そこで疑問に思っているのは以下の5点です。

①株を付与されたら、妻が株を管理する必要があるのでしょうか?もし必要があるのであれば、いかなる方法で管理が必要でしょうか?

②株をもらうとき、税金が引かれてから株をもらうのでしょうか?それとも株をもらった後、妻が何かしないといけないのでしょうか?

③納付すべき税金は発生するのでしょうか?発生するとしたら、どのタイミングで発生するのでしょうか?

④税金が発生したら、それは誰が何をしないといけないのでしょうか?妻が自分で確定申告をする必要があるのでしょうか?

⑤毎年の妻の年末調整に影響はあるのでしょうか?影響があるとしたら、具体的にどのような影響があるのでしょうか?

以上、ご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

税理士の回答

「譲渡制限付き株式報酬」という制度であり、詳しい説明が会社からあるはずですが、一般的な制度について説明します。

まず、制限付き株式は受け取った(付与された)時点では、課税は発生しません。ただ、株券は発行されないので、何株受け取ったかは、会社からの通知書等で確認しておく必要があります。
次に、譲渡制限が解除されたときに、「解除時株価✕株式数」に対して所得税が課税されます。「退職するまで換金できないという条件」であれば退職時に譲渡制限が解除されるものと思われますので、「退職所得」として課税されます。非上場株式であれば、株価は会社しか知りえない場合がありますので、会社が手続きをするものと思われます。
そして、株式を売却した場合には、「(売却時株価-解除時株価)×株式数」で計算した売却益に対して譲渡所得が課税されます。これには確定申告が必要です。

よって、まだ会社を退職していないのであれば、課税所得も発生しないし、何ら手続きをすることはありません。

本投稿は、2025年09月25日 18時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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