譲渡所得税について
両親が介護施設に入る為、両親が住んでいた築50年の家を売買致しました。名義は初めは父親でしたが、5年前に弟に生前贈与、4年前に弟が死亡した為に母親の名義になりました。売買金額は800万円です。
譲渡所得税の計算の仕方を教えて頂けますか?
税理士の回答

鎌田浩司
お母様からすると、自身の所有する家に住んでいたのであれば、条件を満たしていれば、3,000万円の特別控除を受けられます。

鎌田浩司
条件とは。
イ 所有者として住んでいた家を売るのは初めて。
または、3年以内には無いこと。
※3年に1度の特例です。
ロ 買主が他人であること。
ハ 住まなくなってから、3年目の年末までに売ること。
※建物を壊さない場合。
二 住まい専用。
貸している、お店があったなど、住まい以外の部分がある場合には、住まいの部分が対象です。
ホ 翌年、確定申告をすること。
以上に当てはまれば、特別控除を受けられます。
特別控除の部分は、所得税、住民税の対象になりません。
ただし、お母様の所得にはなりますので、お父様などの扶養には入れません。今年だけ。
さらに、国保の保険料に影響します。
お忙しい中ご丁寧な回答を戴き感謝申し上げます。母が短期所有者なので所得税30%住民税9%の税金と思い慌てましたが、ほっと致しました。 翌年 確定申告をすること。とありきちんと税の申告を致したいと思います。国保の保険料に影響することも教えて頂いて良かったです。ありがとうございました。
本投稿は、2019年05月27日 22時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。