税制非適格ストックオプションの売却時の扱いについて
会社より税制非適格ストックオプションの権利4000株が付与されました。
行使価格は1株当たり1550円の条件でした。
その権利を2回に分けて行使しました。
1回目2400株 当時の株価 3670円
2回目1600株 当時の株価 5500円
それぞれの行使時に所得税が掛かり、会社経由で支払いを行いました。
この株の一部を、売却しようと考えています。
その際に例えば500株分を売却した場合に掛かる税金は幾らになるのでしょうか?
売却時点の株価を7000円とした場合で、教えて戴けますか。
税理士の回答
上場株式という前提となります。
税制非適格SOの権利行使で取得した株式の取得費は権利行使時の時価となり、同一銘柄を2回以上にわたって取得した時の取得費は総平均法に準ずる方法とされています。
以下のリンクをご参照ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1466.htm
ご質問のケースを当てはめると、1株当たりの取得費は、(2,400株×3,670円+1,600株×5,500円)÷(2,400株+1,600株)=4,402円
手数料が分りませんので含めないで計算した譲渡所得は(7,000円-4,402円)×500株=1,299.000円
分離課税で所得税及び復興特別所得税が15.315%、住民税が5%ですので、概算税額は1,299,000円×20.315%=263,800円になります。
前田先生、丁寧な説明有難う御座います。
今回の回答に有る、上場株か否かについては上場株に相当致しますので、ご回答戴いた内容として認識させて戴きます。
何れにしても、総平均法に基づく計算という事を知り得たので今後の売却時に参考に致します。
本投稿は、2019年06月10日 15時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。