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資産運用にかかる経費について

いくつか質問させて頂きたいと思います。

株式の信用取引(空売り)にかかる借株料(株を借りる間、継続的にかかる金利)についてお聞きします。
借株料を必要経費として算入する場合、その年にかかった借株料はその年の経費として算入するのか、または株式を決済した際に、それまでにその株式にかかった借株料を計上するのか、どちらになるのでしょうか。
原則的には後者になるのかと思い、私も後者のほうが妥当だとは思うのですが、現実的には株式を決済した時点で、その分の株式に今までかかった借株料を正確に計算することが出来ません。株式を途中で増やしていたり、決済時にも全ての株式を決済する訳では無いからです。


資産運用のためにお金を借りている場合、その分の支払い金利を経費に算入できるかという質問です。
資産運用の対象資産は複数あるので、どの資産の必要経費に支払い金利を算入するのかという問題があります。
多少は、この資産のためにどれだけのお金を借りたというのはあるのですが、基本的にははっきりとした区分はしていません。資産運用のためにお金を借りているという意識です。
この場合、必要経費として算入できるのでしょうか。


投資のセミナー代金などの費用は、その年の必要経費として算入するのでしょうか。
セミナーに関わる投資の利益が翌年以後に出た場合でも、セミナー代金を支出した年の必要経費となるのでしょうか。

お答えいただける方が居りましたらよろしくお願いいたします。

税理士の回答

① 信用取引貸株料の清算は、決済時に行います。つまり、収入金額に対する必要経費(信用取引の方法による上場株式等の売却による所得は、「事業所得」または「雑所得」として取扱って差支えないこととされているため)を差し引くという考え方により、質問者さんの言うところの後者ということになります。
 仮に、正確に計算が出来ない場合があっても、正確に近い合理的な計算ができるはずです。その計算方法が、合理的であるならば、問題になる事はないです。

② 対応関係が明確でないと難しいと思います。今後は、はっきり区分されたほうが良いと思います。

③ その投資による利益が譲渡所得ではなく、事業、雑所得が前提ということになりますが、セミナー代は支出し参加した年の必要経費となります。

丁寧に回答頂きまして感謝申し上げます。
借株料については出来るだけ合理的な計算方法を取ればよいのですね。
その他についても理解出来ました。有難うございます。

本投稿は、2019年08月31日 01時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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