米国証券会社における資産運用の税金について
米国ジョージア州在住の日系企業の駐在員です。
2017年より駐在しております。
私は米国の証券口座を二つ所有しており、資産運用を行っているのですが、来年日本に本帰国する見込みとなっております。(新型コロナウイルスの影響により、帰国時期は変わる可能性がありますが)
今回の相談は、日本に帰国後も米国の証券口座を維持する場合と、帰国直前に全資産を売却し、口座クローズする場合の比較です。
(現在所有している米国証券口座は、所定の書類を提出すれば帰国後もホールド可能である事は確認済です)
日本の場合、年収が2000万円以内で、かつ本業以外の収入が20万円未満であれば申告の必要はないと聞いております。私は日本での年収は600万程度である上に、今の資産規模では株式を売却しない限りは年間20万を超える事は有りえない状況です。(つまり、配当金収入のみの場合)
しかし、株式を売却した場合は恐らく20万を超える事も想定されます。
この前提条件で、①米国証券口座を維持 ②本帰国前に口座クローズ(帰国後に日本の証券口座はオープンします)
の二つのケースにおいて税制面のメリットとデメリットを教えて頂ければ幸いです。
税理士の回答
①米国証券口座を維持
メリット⇒ご認識の通り、給与以外の所得が20万円以下でしたら所得税の確定申告義務はないこととなります
デメリット⇒所得税の確定申告は不要なのですが、住民税については市町村への申告が必要となります。また、配当がドルで支払われるのでしたら、配当時と円に交換した時点で為替差益が発生した場合に所得として認識する必要があります
②本帰国前に口座クローズ
メリット⇒①のデメリットを回避できます
デメリット⇒①のメリットが受けられないこととなります
本投稿は、2020年04月28日 01時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。