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配偶者控除がなくなった場合の税額について

今103万円以下のパートで働いていますが、正社員になり夫の扶養からはずれることになった場合、
夫の所得税、住民税はいくら増えるのでしょうか?
今は夫の給料から配偶者控除と障害者控除が受けられていますが、
私が正社員になるとこの二つは受けられなくなると思います。
そうなった場合の所得税と住民税はいくらほどあがるのか教えてください。

税理士の回答

ご主人の所得金額(課税所得金額)によって増える税額が異なります。
給与所得者の場合の課税所得金額は次のような計算になりますので、少々複雑になります。
・給与収入金額-給与所得控除額-各種所得控除額=課税所得金額

非常に大雑把ですが、年収を500万円と仮定しますと、給与所得控除額が154万円、社会保険料が約70万円になりますので、課税所得金額は230万円前後と推定できます。この場合の所得税住民税の税率は約20%になりますので、配偶者控除がなくなると7万円前後の増税になると予想します。

同じように、年収を700万円と仮定しますと、給与所得控除額が190万円、社会保険料が約97万円になりますので、課税所得金額は410万円前後と推定できます。この場合の所得税住民税の税率は約30%になりますので、配偶者控除がなくなると11万円前後の増税になると予想します。

あくまでも「年収」と「所得控除」の金額で税率が変わる(増える税金も変わる)ので注意ください。
以上、ご参考になれば幸いです。

本投稿は、2017年06月06日 00時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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