海外在住フリーランス 所得税徴収率について
2022年8月より社会人留学をしているフリーランスのWEBデザイナーです。
私のクライアントは全て日本の企業の為、転出届を出している状態ですが日本で確定申告をする予定です。(納税管理人の手続き済み)
今後の生活費やどの程度仕事をするか計算する為、所得税がどの程度徴収されるのか見積もりたいと考えています。
今年度の利益は約400万前後になると思います。(経費等を差し引く前は900万前後です)
検索すると、役員報酬?で20%という情報しか出てこず、よくわからなかった為、こちらで相談させていただいております。
その他税金、状況
・住民税、健康保険は今年度分全て渡航前に支払い済み
・国民年金は任意加入
・NISA全額売却済み
・iDeco運用指図者に変更済み(80万ほどあり)
・青色、法人化はしていません
よろしくおねがいいたします。
税理士の回答

土師弘之
1年以上海外で居住する目的で出国した場合には、その時点から「非居住者」となります。このために、住民税・健康保険等の手続を採られたのだと思います。
そうすると、日本において「非居住者」となれば、日本においては課税されませんので日本で確定申告は出来ません。居住国において申告納税することになります。このため、納税管理人の届出は無意味となります。
「非居住者」となった場合、日本では、Webデザイナーの報酬は非居住者に対する源泉所得税課税(原則20.42%)のみとなりますので、クライアントには、非居住者となった旨を届ける必要があります。
この源泉課税分は二重課税となりますので、居住国によっては、確定申告において調整することができる可能性があります。
本投稿は、2022年09月06日 02時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。