債務免除益とみなし贈与
繰越欠損金が多額あるので、債務免除益を計上します。
この場合、みなし贈与に注意と言われていますが、債務免除益計上日前後の株価をみますか?
それとも、直前期末の株価を評価してされに債務免除額をプラスして一株あたり評価額がいくらになったのか、直前期末を基準にみますか?
税理士の回答
同族会社の前提で回答します。
計算方法について法令等の規定はありませんが、平成26年10月26日付東京地裁判決(平成23年(行ウ)第46号、第64号)の低廉譲渡に関する事件を参考にすると、純資産価額方式の場合は債務免除直前で評価した株価、類似業種比準価額方式の場合は直前期末で評価した株価と考えらます。
なお、みなし贈与となるのは債権放棄をした株主以外の株主です。
ご回答ありがとうございます。
では、債務免除前に、仮決算組むのが原則なんですね。
でも、期末明けて、二ヶ月後に債権放棄をする予定なので、直前期末は明らかに債務超過ですし、おそらく二ヶ月後も債務超過状態だと思いますが、債務免除前後も純資産価額には、注意しておきます。
ありがとうございました。
純資産価額方式であれば仮決算を組む必要があります。会計上は債務超過でも資産・負債を時価評価して資産超過になる場合は株価は0円ではありませんのでご注意ください。
本投稿は、2023年03月27日 17時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。