派遣社員が派遣先で使用した経費(免税事業者)の実費請求について
当社の派遣社員が派遣先で使用した立替金の実費請求について教えてください。
(当社、派遣先共に適格請求書発行事業者です)
現在、当社の派遣社員が派遣先の業務で使用した経費は派遣先に実費請求しており
仕訳イメージは以下の通りです。
(派遣先には領収書コピーを提出)
経費 500 / 預金550
仮払消費税 50
預金 550 / 売上 500
仮受消費税 50
当該経費が免税事業者との取引の場合、当社は経費計上時は仕入税額控除対象外として
消費税処理をしますが、派遣先へ請求時する際、消費税をどのように記載するのが
適切でしょうか。
(立替金処理ではないため、立替金精算書の作成は予定しておりません)
ご教授のほど、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

【免税事業者からの仕入で消費税の控除ができない場合】
1.免税事業者に対して経費支払い
経費5 50円/現預金 550円
2.経費分を得意先に請求
現預金 605円/売上 550円
/仮受消費税 55円
3.決算整理
仮受消費税 55円/未払消費税 55円
よって、消費税差損益なし
【免税事業者からの仕入で8割特例を使うとき】
1.免税事業者に対して経費支払い
経費 510円/現預金 550円
仮払消費税 40円/
2.経費分を得意先に請求
現預金 561円/売上 510円
/仮受消費税 51円
3.決算整理
仮受消費税 51円/仮払消費税 40円
/未払消費税 11円
よって、消費税差損益なし
【課税事業者から仕入れる場合】
1.課税事業者に対して経費支払い
経費 500円/現預金550円
仮払消費税 50円/
2.経費分を得意先に請求
現預金 550円/売上 500円
/仮受消費税 50円
3.決算整理
仮受消費税 50円/仮払消費税 50円
よって、消費税差損益なし
本投稿は、2023年11月11日 22時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。