固定資産税の支払い請求について
お世話になります。
固定資産税の支払い請求についての相談があります。
私の父親名義の土地に、弟が家を建て20年以上住んでおります。(家は弟の名義)
これまでは、家の固定資産税は弟が支払い、土地の固定資産税は父親が支払っておりました。
そのような中、父親も高齢で経済的に余裕がなくなってきたことで、弟に土地の税金を支払うよう話をしていたところ、弟が急死をしてしまいました。
現在、弟の妻は土地の固定資産税を支払うことを拒否しており、困っております。
そこで相談ですが、このような場合、実際にその土地に居住している者に税金を払わせる方法はないのでしょうか?
何か良い方法があればご教示お願いいたします。
税理士の回答

長谷川文男
弟が家を建てるときに権利金等の支払をしていないとすれば、その貸借のかたちは使用貸借と思われます。
使用貸借であれば、借地借家法の適用はなく、いつでも土地の貸借を終わらせることができます。したがって、固定資産税を支払わなければ、貸借を終わらせ、建物を取り壊し退去することになるが、それで良いかと確認し、支払わせる方向に持っていくのが良いと思います。
それでも払わないのであれば、揉めることは必死なので、弁護士を入れて話し合うことをオススメします。
早々のお返事ありがとうございます。
大変参考になりました。
合わせてご質問させていただきますが、もし、今回この土地を生前贈与する場合、
贈与の対象は誰になるのか?また、その手続きは誰がしなければいけないのか?
ご教示お願い致します。弟には、3人の子供(18歳男、16歳女、13歳男)がおります。

長谷川文男
贈与は、「あげます。」「貰います。」で成立する契約です。
誰に対して贈与するかが、その手続きをする者です。
あなたが、弟に対して贈与すれば、あなたと弟が手続きをする者です。
子供に贈与すれば、あなたと子供(複数なら、その複数)です。
贈与税は、贈与により財産を取得した者が支払います。
本投稿は、2020年06月04日 13時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。