仮想通貨の支払いをその月の最高時価で一括評価する
無料NFT取得やトークンエアドロップ狙いのチェックインのガス代など経費にできるかわからない物は、ガス代が1回1.2円ぐらいなのにその都度時価を調べるのは非常に面倒です。
例えばその月に使用したトークンの時価の最高値で一括評価-取得価額=利益で評価する方法などはどうなんでしょうか?この方法だと払う税金が増えるだけなので問題はないと考えますがどうですか?
税理士の回答

石割由紀人
質問者様が提案している「その月に使用したトークンの時価の最高値で一括評価-取得価額=利益で評価する方法」は、税務上適切ではなく、推奨できません。この方法には以下の問題点があります。
現行の税法や国税庁のガイダンスでは、仮想通貨の評価方法として「総平均法」または「移動平均法」を認めています。提案された方法はこれらの公認された方法と異なるため、税務上認められない可能性が高いです。
実際の取引価格ではなく月内の最高値を使用するため、実際の損益を正確に反映しません。これは「適正な所得計算」という税務申告の基本原則に反する可能性があります。
ガス代は一般的に必要経費として認められる可能性が高いです。提案された方法では、ガス代を正確に経費計上することが難しくなります。ガス代は実際に支払った金額で個別に記録し、経費として計上するべきです。
取引の頻度が高く個々の記録が難しい場合は、取引所から提供される年間取引レポートなどを活用します。
すみません、質問内容は略して書いてますが、正確にはガス代使用時の最高時価×数量-(1個辺りの平均取得価額☓数量)=損益ですね。仮に計算内容に自信がないから利益を多めに申告するといった方法もいけないのでしょうか?

石割由紀人
よくはないものの、実際に問題になる可能性は高くは無いということかと思います。
本投稿は、2024年08月22日 00時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。