仮想通貨の損益計算ツールについて
自分の収入
YouTube 300万円
仮想通貨 -200万円ぐらい
この場合で仮想通貨の損益計算ツールを購入した時、購入費用は経費になりますか?7万円のツールを購入予定です。
税理士の回答

石割由紀人
仮想通貨の損益計算ツールの購入費用は、以下の条件を満たせば経費として認められる可能性があります。
条件
1. 仮想通貨取引が事業活動に該当する場合
仮想通貨取引が副業や本業として行われている場合、その損益計算ツールは事業に必要なツールとみなされ、経費として計上できます。
2. 仮想通貨取引の管理が必要であること
仮想通貨取引における損益計算は税務申告に必要であり、そのためにツールを購入した場合、事業関連の支出として認められます。
3. 収入と関連性があること
例えば、仮想通貨の損益が雑所得や事業所得として申告される場合、その申告を補助するためのツールは必要経費とみなされます。
仮想通貨が事業所得か雑所得か
- 事業所得
仮想通貨取引を継続的かつ反復的に行っている場合、事業所得として認められる可能性があります。この場合、ツール購入費用は事業経費に含めることができます。
- 雑所得
仮想通貨取引が副業として行われている場合、雑所得として扱われることが一般的です。この場合も、ツールの購入費用は雑所得の計算に必要な費用として認められることがあります。
ツール代金の経費計上方法
- 事業所得の場合
青色申告をしている場合、「通信費」や「ソフトウェア費用」などの名目で経費に計上します。
- 雑所得の場合
雑所得の収入から差し引く「必要経費」として計上します。
注意点
1. 購入費用が10万円未満の場合
通常、7万円のツールであれば一括経費計上が可能です。
2. 購入費用が10万円以上の場合
固定資産として扱われる可能性があるため、減価償却の対象となります。
3. 領収書や購入証明の保存
税務調査時に説明が必要な場合があるため、ツール購入の領収書や契約内容を必ず保存してください。
あなたの場合
- YouTube収入が主であり、仮想通貨の損益が雑所得として申告される場合、7万円の損益計算ツールは雑所得の必要経費として計上できます。
- ただし、仮想通貨取引が趣味的なもので、あまり取引量が多くない場合は、経費として認められない可能性があります。
とても丁寧に解説して頂きありがとうございます。大変よく分かりました。ありがとうございました。
本投稿は、2024年12月07日 09時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。