仮想通貨FXで得たビットコインの総平均法算入方法
仮想通貨FXでビットコインが増減した場合、現物購入の分と合算で総平均法で取得単価を算出すれば良いでしょうか?
その場合、以下のように総平均法に算入すれば良いでしょうか?
・500万円の時価の時に、FX取引で1bct増加
・その後、FX取引で損失が出て年度末は0.5btc残った
→「単価500万円で0.5btc取得」として現物購入分の総取得金額・btc数量に加えて、総平均法による取得単価を算出する
よろしくお願い致します。
税理士の回答

土師弘之
仮想通貨FXと仮想通貨現物は、以下のとおり全く性質が異なるものなので、両方を合算して評価することはできません。
「現物取引」は必ず買いから始めないと取引できないが、FXは売り(空売り)から始めることができる。
「現物」は他の取引所に移転したり、決済手段として使用することができますが、FXは実際に仮想通貨を購入するものではないため、1つの取引所しか対応できない。
FXはレバレッジ取引により自己資金を元手に多額の取引ができますが、現物は自己資金でしか売買できない。
したがって、取得価額について総平均法が適用できるのは現物取引のみであり、FXでは取得価額という概念がありません(差入証拠金という取り扱いをします)。
ご回答ありがとうございます。
追加の確認ですみませんが、「FXの利益として得たビットコインの現物」という意味では、他の取引所で購入した現物と同様に扱えば良いでしょうか?
よろしくお願い致します。

土師弘之
「FXの利益として得たビットコインの現物」という意味がよくわかりませんが、FX取引は通貨現物を売買するものではないので、FX取引で通貨の現物を手に入れることは起こりえません。
証拠金を仮想通貨で引き出したというのであれば、その仮想通貨は現物そのものになります。
ご回答ありがとうございました。現物とFXでの扱いの違いがよく分かりました。
本投稿は、2021年08月29日 14時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。