個人事業とパート勤務の両立・廃業時の税務処理に関するご相談
お世話になっております。
ご相談させていただきたく、ご連絡いたしました。
2023年に開業し、現在は個人事業主としてWEB関係の仕事を受注しております。収入は夫の扶養内に収まる程度ですが、この度収入を増やす目的でパート勤務を始める予定です。勤務時間は週20時間以上を想定しており、社会保険・雇用保険に加入することになりそうです。
そこで、税務面を中心に下記についてご相談させていただきたく存じます。
社会保険や失業手当に関する部分はハローワーク等での確認が必要かと思いますが、全体像を整理するために税務の観点からご助言をいただければ幸いです。
①個人事業を継続しつつパート勤務をした場合、将来パートを辞めた際に失業手当を受給できるのか。
②仮に受給できない場合、個人事業を廃業すれば受給資格を得られるのか。
③個人事業を廃業した場合、その年の確定申告で青色申告控除を利用できるのか。
④廃業後に、これまでと同じお客様から以前からの継続案件を対応したり、新規でWEB案件を受注した場合、税務面や失業手当の面で問題はないのか。
社会保険・雇用保険に関する部分は専門外かと思いますが、税務上の取り扱いや注意点、最適な進め方についてアドバイスをいただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

長谷川文男
①個人事業を継続しつつパート勤務をした場合、将来パートを辞めた際に失業手当を受給できるのか。
パートを辞めても、個人事業をしていれば失業とは認定されません。
なので、雇用保険は受け取れません。
②仮に受給できない場合、個人事業を廃業すれば受給資格を得られるのか。
失業とは、求職活動をしていないと受け取れません。
ハローワークで手続きすれば、受け取れるでしょう。
③個人事業を廃業した場合、その年の確定申告で青色申告控除を利用できるのか。
辞めた年が青色申告で、青色申告控除前の所得があれば、受けられます。
④廃業後に、これまでと同じお客様から以前からの継続案件を対応したり、新規でWEB案件を受注した場合、税務面や失業手当の面で問題はないのか。
そもそも、継続案件があったり、新規の案件を受注しているなら、廃業とはいいません。
税務面は、申告すれば問題はありません。
廃業していないので、雇用保険は受け取れません。
長谷川先生
お世話になっております。
ご多忙のところ、早速ご回答いただき誠にありがとうございます。
丁寧にご説明いただき、とても分かりやすく理解することができました。
ご助言いただいた内容をもとに、今後の手続きや対応を進めてまいります。
引き続き、何か不明点が生じた際にはご相談させていただくこともあるかと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。
改めまして、この度は貴重なお時間とご助言をいただき、ありがとうございました。
本投稿は、2025年09月18日 12時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。