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法人の利益分で個人の賃貸を借りる・支払いをすることは可能か・税金はどうなるか

表題の通りですが、2点ご質問がございます。

会社を運営しておりまして今年利益が出ることが想定されます。

1点目、社が借りて個人が住むマンション(社宅(賃貸))を借りようかと考えているのですが、これは可能なのでしょうか。

2点目、役員報酬として家賃分多めに支払って、普通に個人で賃貸契約すること(その時所得が大きくなるので所得税がかかる)と、
法人が上記のような形で借りて、役員報酬を抑えて借りることでの
メリットデメリットがあれば教えてください。

税理士の回答

税理士ドットコム退会済み税理士

社宅制度ですね。可能です。簡易的には相場の半額を賃料として徴収。合理的には、固定資産税評価額等確認しなければいけませんが、通達で最低限これ以上取れば現物給与と看做さない、といった取り決めに従って最低額を支払っておく、といったことがされますね。

所得税等を負担した後の手取りから賃料を支払うのと、上記の最低額の賃料負担で借りるのでは、同じ金額が出ますが、住む場所が変わります。

1点目:借り上げ社宅として、下記サイトの「社宅家賃」を個人が会社に支払っていただければ、この方法は可能です。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2600.htm

2点目:家賃分多めに報酬を支払いますと、その分、個人の所得税・住民税・社会保険料の金額が増加します。同時に、会社の社会保険料の負担金も増加します。
そのため、役員報酬を抑えて社宅にした方が、個人の手取り金額は増えることになります。また、所得要件のある制度(配偶者控除等)は、役員報酬を抑えた方が適用しやすくなるというメリットがあります。
デメリットを挙げるとしますと、社宅家賃の計算が必要になるといった点かと思われます。

本投稿は、2018年05月10日 11時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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