医療費控除額によって、ふるさと納税の限度額は変わりますか?
例えば去年と今年で収入は同じで、医療費だけが多めにかかった場合、ふるさと納税の限度額が増えたり減ったりしますでしょうか?
税理士の回答
ふるさと納税をした場合の控除額は、その年の所得税の税率や住民税所得割額に応じて計算されますので、医療費控除がある場合にはふるさと納税の限度額は下がる傾向にあると考えます。
服部先生 ありがとうこざいます。よくわかりました。
重ねてご質問なのですが、もし今年ふるさと納税の限度額いっぱいまで確定申告して、
その翌年とか2、3年後に医療費を還付申告した場合に戻ってくる還付金は減額されるということでしょうか?
ご連絡ありがとうございます。
今年のふるさと納税は今年分の確定申告で控除されますので、翌年以降の確定申告に影響することはありません。
そして、翌年以降の医療費控除につきましてはその年分の税額から通常通りに計算されて還付されます。
服部先生 ありがとうございます。
今年のふるさと納税は翌年以降には影響しないということですね。
すみません、私の質問がわかりにくかったのですが、翌年以降に(還付申告ではなくて)修正申告をした場合はいかがでしょう?
例えば、昨年(29年度)のふるさと納税を限度額まで確定申告したが、医療費の領収書の計算が間に合わなかったので、その分をこれから修正申告する場合、還付金は相殺されて戻ってくるということでしょうか?
ご連絡ありがとうございます。
修正申告又は更正の請求をした場合も、修正後の所得税や住民税の額を基にふるさと納税の控除額が計算されますので、仮に還付金がある場合には修正することによって生じる差額が相殺されて還付されることになると考えます。
服部先生 ありがとうございます。
修正後の所得税や住民税の額を基にふるさと納税の控除額が計算されるのですね。
とてもわかりやすいご説明感謝いたします。
本投稿は、2018年09月28日 12時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。