ふるさと納税限度額について
ふるさと納税限度額についての質問です。
給与所得者年収820万円夫婦2人共働きですが、2019年に親の相続財産不動産売却で約3100万円の所得があります。
この場合の2020年度のふるさと納税限度額はどの位になりますか?
ふるさと納税を利用するのは有効ですか?
所得税は住民税等で20%だと思いますが、来年度の税金はどの位上がるものですか?
宜しくお願います。
税理士の回答

渡辺江利子
不動産の売却収入から取得費と譲渡経費を差し引いた譲渡所得が3100万円てことでよろしいでしょうか。
親からの相続財産ですので、長期譲渡所得と推測して計算しますと
来年の所得税の確定申告では
所得税が15.315% 約474万円の納付、
住民税が5% 155万円のUPとなります。
今年の譲渡所得によるふるさと納税の「恩恵」を受けるためには、
今年中にふるさと納税をすべきです。
限度額は所得金額から所得控除額を差し引いた課税所得金額により求めますので
ご質問に記載の内容からは、回答をしかねます。
ただ、譲渡所得割額155万円×20%=310,000円以上となるのは確実です。
>ふるさと納税は有効か?
ふるさと納税により寄付した金額は自己負担額の2千円を除いて
「税金を先払いした」という扱いになります。
寄付として「先払い」したお金が来年の確定申告の所得税と、
来年度の住民税から控除されるだけです。
ただ、結構な返礼品がもらえるので、そこはお得ですね。
渡辺税理士様
ご回答誠にありがとうございます。
関連での追加の質問でございますが、ふるさと納税の現在の限度額は129,000円です。
その場合、限度額の目安として、129,000円+310,000円=439,000円と考えれば、宜しいでしょうか?
宜しくお願います。

渡辺江利子
ご連絡ありがとうございます。実際にはそれ以上に限度額は増えます。
ふるさと納税の限度額の計算は、細かい計算式がございます。
所得税の税率が高いほど、譲渡所得の加算により増える限度額は、税率が低い場合に比べて高くなります。
あなたの所得税率を20%と推測しますと、
155万円×28.743%=44万円の増加となります。
早速のご返答ありがとうございました。
本投稿は、2019年05月03日 15時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。