勤労学生控除と扶養から外れるということについて
現在私は大学3年生です。
一年間の浪人を経ているため年齢は22歳になります。
アルバイトでそろそろ103万を越えようとしていたので、店長に12月の年末調整を申し出たところ、勤労学生控除で130万まで稼げると聞きました。
その後インターネットで調べてみると、勤労学生控除では扶養から外れてしまうけれど学生自身の納税がなくなると知ります。
そして代わりに家計での納税額が増えて、その税率は親の年収によって変化することを把握しました。
私の家庭は母子家庭で母の年収はおよそ240万円です。
インターネットに載っていた概算から推測して、母が支払う税金は3万〜4万のようなので、それについては私のアルバイト代で賄うつもりでいます。
上手く行けばこれで終わりなのですが
ここで不安なことがでてきました。
扶養について全く分からないのです。
まず親の扶養から外れることで、どのようなデメリットがあるか知らないこと
次に勤労学生控除の年齢制限が23歳未満であることです。
私は1年間の浪人を経ているので来年は23歳になって、この場合勤労学生控除の適応外になります。
そして最後に一度外れた扶養に戻ることが簡単かどうかです。
私は来年の勤労学生控除が受けられないので130万円まで稼ぐことが出来ません。
今年は130万稼ぎたいけど来年は103万に収まっていたいのです。
実際にこうした場合そんな都合よく出来るのでしょうか。
以上が分からない点になります。
締め方がイマイチで申し訳ないのですが
ここまでの私の状況を分析していただいて「やはり103万に収めるべき」などその他一番ベターな案内をよろしくお願いします。
税理士の回答

出澤信男
1.相談者様の年収が103万円を超えますと、親の扶養から外れ、親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)を受けられなくなり税負担が増えます。
2.親の税負担増
(1)所得税 特定扶養控除額63万円x5%=31,500円
(2)住民税 特定扶養控除額45万円x10%(定率)=45,000円
3.所得税の扶養の判定は、その年の年収が103万円を超えているかどうかで判定されます。今年、扶養から外れても、翌年の年収が103万円以下になることが確実であれば、親の扶養に戻れることになります。
本投稿は、2019年10月06日 15時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。