住宅の持分比率について
両親が住む実家の建替を行うにあたり、住宅ローンを契約しますが、両親が高齢(70代、60代の年金収入)の為、父が主債務者、子供2人(共に会社員で各々の住宅ローン有)が連帯債務者となり、母が連帯保証人の形で申し込みとなるとの事です。実際に住宅ローンを返済するのは両親のみで行います。
その場合の住宅の持分比率はどのように設定したら良いのでしょうか?
なお、住宅資金として、頭金:父500万、住宅ローン:2300万です。
このあたりが全く分からない為、お手数ですが教えて頂ければ幸いです。
税理士の回答
ローンの返済方法(返済金額等)が分かりませんので、仮にお父様が1,500万円・お母様が800万円を返済する場合を想定して回答致します。ご了承ください。
所有権の持分は建築資金の負担割合で登記する必要がありますので、上記の前提で考えますと、お父様が28分の20、お母様が28分の8という持分になると考えます。
なお、住宅ローンの契約者がお父様と子供さんお二人の連帯債務とのことですと、お母様には住宅ローン控除が適用できないという問題が生じると思われます。
以上、ご参考になれば幸いです。
早々のご回答ありがとうございます。
連帯債務者には子供2人が名を連ねますが、実際には現時点ではローン返済を行わない為、持分としては実際に支払う両親だけで良いのか、子供も入れないといけないのか不明でした。
参考にさせて頂きます。
なお、ローンの返済方法は毎月両親等分での返済となります。
よって1150万円ずつです。但し、20年以上の返済期間ですので、70代の父は平均寿命からも完遂できないと思っております。その際は母のみ、もしくは母+子供を含めて返済するかを考慮致します。
ご連絡ありがとうございます。
税務は実態で判断しますので、実際に支払いをする方が所有権を持つことになります。
ローンの返済がご両親で等分の場合には、お父様が280分の165、お母様が280分の115となります。
お母様が半分返済していることがわかるように、口座を通すなどして返済実績を明らかにしておくと良いと思います。
また、将来、仮にお父様にご相続が発生した場合には、お父様の債務は相続人に引き継がれます。原則は法定割合で引き継ぐことになりますが、相続人全員の遺産分割協議で合意すれば、引き継ぐ人(返済する人)を任意に決めることができます。
以上、ご参考になれば幸いです。
度重なる迅速なご回答ありがとうございます。
ご回答頂きました内容も分かりやすく、非常に助かりました。
本投稿は、2017年01月25日 03時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。