海外駐在で得た外貨建て所得を円換金する際の為替差損益と雑所得の考え方について
こんにちは。
約7年間アメリカに駐在し、2021年に日本に本帰国した者です。
帰国のタイミングで、アメリカの銀行口座に残っていた米ドルを日本国内の銀行の外貨口座へドルのまま海外送金し、現在は2行にて普通預金または定期預金の形で預けております。
外貨⇒円に換金する場合や、外貨⇒外貨建て金融商品を購入する際の為替差損益および雑所得の確定申告の考え方についてインターネットで調べておりますが、円⇒外貨⇒円に換金するケースの説明は見つかるのですが、外貨がスタートのケースが見当たらず、困っております。二つほど質問がありますので、教えていただければ大変助かります。
≪現在の預金状況≫
銀行A:外貨口座 普通預金$15,000
銀行B:外貨口座 普通預金$60,000 定期預金$10,000
※アメリカの銀行から銀行Aに外貨送金した後、金利の良い銀行Bにさらに外貨送金しました
≪質問1≫
銀行Aの$15,000を円に換金したいと思っていますが、為替差損益は発生するのでしょうか。もし発生する場合、いつの為替レートを外貨取得レートとして使用するのでしょうか。
≪質問2≫
銀行Bの 普通預金$60,000 をドルのまま証券口座に移し、ドル建て金融商品(MMF、米ドル国債、株式など)の購入を検討しております。この場合は為替差損益が発生するのでしょうか。発生する場合、いつの為替レートを外貨取得レートとして使用するのでしょうか。
税理士の回答

竹中公剛
なぜ、ケースが見当たらないのか?
為替差損益が、発生しないからです。
円・・・外貨・・・・円・・・については、為替を申告対象にする。
外貨・・・円・・・は、まだ、為替蘇損益が認識できない。
≪質問1≫
銀行Aの$15,000を円に換金したいと思っていますが、為替差損益は発生するのでしょうか。もし発生する場合、いつの為替レートを外貨取得レートとして使用するのでしょうか。
上記記載。
≪質問2≫
銀行Bの 普通預金$60,000 をドルのまま証券口座に移し、ドル建て金融商品(MMF、米ドル国債、株式など)の購入を検討しております。この場合は為替差損益が発生するのでしょうか。発生する場合、いつの為替レートを外貨取得レートとして使用するのでしょうか。
日本の証券会社に移行した際に、円での計算は行われていない場合には、発生しないが・・・円での計算が行われている場合には、円に換える場合や、ドルに買い替える場合には、為替を把握する必要があると考える。
一度証券会社に詳しく聞いてください。

安島秀樹
アメリカで10年働いているあいだに家を買って、日本に帰ってきてからその家を売った人がいます。日本で申告対象になるので、買った当時のレートと、売った当時のレートで換算して売却損益を計算しました。日本に戻ったときには特になにもしませんでした。為替損益がいつ発生するのかあまり考えませんでしたが、為替を使って日本円に換算することは必要だと思います。
日本に戻ってきてから、外貨建ての金融資産(仮想通貨もたぶん)を売却して別の金融資産にすると、別の資産が外貨建てでも そのとき為替損益は発生します。ドルの普通預金をドル建て金融金融商品にすると為替損益を認識します。ふつう日本の金融機関はドル建ての資産の日本円換算額を24時間ずっと日本円でいくらか表示してくれているのではないかと思います。
竹中様、安島様、アドバイス頂きありがとうございます。
質問2については証券会社に確認してみます。米ドル(円から換金したドルではなくスタートからドル)を原資にドル建て商品を購入する場合、ドル⇔円の換金がないのに為替“差”損益が出るのは理解しずらいですが、、そのあたりの考え方がクリアになってから金融取引することにいたします。

安島秀樹
金融商品1つずつが別の資産と考えたほうがいいと思います。為替差益か(雑所得)譲渡所得かは普通証券会社のほうで区別してくれます。為替差益は証券会社で年間まとめて案内してくれないのではないかと思います。譲渡損益は年間で案内がくると思います。
安島様、
金融商品1つずつが別の資産、ですね。アドバイス頂きまことにありがとうございました。
本投稿は、2022年07月14日 23時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。