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社会人サークルの費用について

社会人サークルの設立を考えています!

サークル自体は会費無料で立ち上げ予定なのですが、どうしても諸々と活動費がかかってしまいます。

会費を集めるのも、そのような運営をしてしまうと非営利とならないだったり、収支報告書を作成し確定申告が必要だったり、はたまたその必要はないだったりと情報が多すぎてよくわからなくなってしまい
ならば会費は無料で、代表(私)のポケットマネーから活動費を支払い、開設準備をしていました。
(現時点ではサーバー代や使用アプリ代の月額等です)

長く続ける事を考えた時、
収入は入ってこないのにサークルの管理をし月額も払って…となると厳しくなってくるな、とも考えました。

そこで、非営利任意団体(サークル)が
団体サイト上にて会費以外(例えば楽天Roomなどの広告収入等)の収益を得て、それを活動費に充てるのは税法上違法に当たるのか。
また、その場合はやはり会費徴収時と代わらず確定申告や収支報告書等の作成が必要となってくるのか。

教えていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

楽天Roomなどの広告収入を得て、それを活動費に充てること自体は違法ではありません。ただし、広告収入は利益を目的とした行為と見なされる可能性があり、税法上の取扱いが重要です。この収益が発生した場合、個人または団体としての収入に分類され、課税対象となる可能性があります。
非営利団体であっても、収入が発生する場合は、以下のような対応が必要になることがあります。

収支報告書: 収入や支出を正確に管理し、メンバーや外部に透明性を確保するために、収支報告書の作成が推奨されます。
確定申告: 広告収入などの収入が発生し、その収入が一定の金額(例えば年間20万円を超える場合)に達する場合、代表者個人として確定申告が必要になります。また、法人化していない場合は、その収益は代表者の雑所得として申告される可能性があります。
会費を取らずに広告収入を得る場合も、非営利性を保つことはできますが、広告収入の扱いは慎重に行う必要があります。広告収入があまりに大きくなると、税務署からは「営利目的」と見なされるリスクがあるため、収入と支出のバランスに注意を払うことが大切です。

ご回答をありがとうございます!
もう何点か質問があるのですがよろしいでしょうか?

広告収入ですと課税対象になる可能性があるとの事ですが、
これは完全に会費のみでの徴収や、会費+寄付、寄付のみ の場合では変わりますでしょうか?
それとも金銭の受領が発生した時点で、会費だろうと寄付だろうと広告収入だろうと収益目的となり課税対象となりえるのでしょうか?

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確定申告: 広告収入などの収入が発生し、その収入が一定の金額(例えば年間20万円を超える場合)に達する場合、代表者個人として確定申告が必要になります。また、法人化していない場合は、その収益は代表者の雑所得として申告される可能性があります。
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上記のご回答とても参考になりました。
こちらに対しても、広告収入以外…会費・寄付での運営の場合でも一定額を超えた場合は雑所得として代表個人の確定申告となりますでしょうか?

法人化の予定は無いので、事業登録をしない団体がどの段階で税務署に「営利目的」と捉えられるのかがわかりかねますが、、
仮に一定額以下の収益(広告収入・会費・寄付等)で、特に個人で確定申告なども行わず運営をしている際に税務署より通達が来た場合でもしっかりと収支報告書を提出し説明をすれば問題はないか、その場(税務署)で解決できる範囲でしょうか?

質問ばかりで申し訳ありません
どうぞよろしくお願いいたします

会費について:

会費が役務の提供や資産の譲渡に対する対価である場合、課税対象となります。しかし、通常の運営に必要な会費には一般的に対価関係がないとされ、課税対象にならないケースが多いです。
そのため、会費が実質的に役務やサービスの対価として認められる内容であれば、課税の対象となる可能性があります。

寄付について:

寄付については、対価性がなく、通常は課税対象外となる「不課税収入」として扱われます。寄付金を受け取っても、受領した団体がそれに対して特定の役務を提供していない限り、課税はされないと考えられます。

広告収入について:

広告収入は、対価関係が明白であり、通常は課税対象の「収益事業」に該当します。一定の金額(例えば20万円)を超えて収入を得た場合、確定申告が必要になる可能性があります。

税務署からの判断について:

任意団体であっても、収益事業を行っていると見なされる場合は、税務署から課税対象としての指摘を受ける可能性があります。これに対しては、収支報告書を準備し、収入の性質を説明できるようにしておくことが重要です。
仮に問題となった場合でも、説明と適切な書類の提出によって、多くの状況は解決可能です。

お忙しいところ、ひとつひとつ丁寧に回答くださり本当にありがとうございます…!
とても勉強になりました。
またご縁がございましたら何卒よろしくお願いいたします!

本投稿は、2024年09月06日 18時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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