最終的に売却を視野にした隣接している不動産をお得に購入する方法
実家に隣接する不動産に住んでいる方が亡くなりました。
相続人は、その家に住む気が無いのでその家(築50年以上)と土地を買い取り、最終的には、実家の土地と一筆にして売却したいです。
ただし、譲渡所得は、40%位かかると聞き驚いています。
私の家族構成は
父(実家の名義人)、母、私(最近実家に戻って住んでいる)、弟(自分で持ち家あり)です。
隣接する土地を誰がどのように購入し、実家の不動産をどうにかすると節税になりますでしょうか。
税理士の回答

池田康廣
実家の土地・建物の名義がお父さんですので、隣地もお父さん名義で家屋を取り壊すとの条件で購入し、今の家屋の敷地として使用し、売却すれば、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除」の特例が適用できます。もし、売買価額が3,000万円円以上となるのであれば、お母さんに持分を贈与し、共有としたうえで売却すると良いと思います。ご両親がご結婚されて20年以上経過していれば、贈与税の配偶者控除の適用となり、贈与税の課税価格が2,00万円の減額なります。その後、しばらくの間、居住しなければなりませんが、売却時にはご夫婦それぞれ「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除」の特例が適用できます。
ありがとうございます!
例えば私が買って住んだ後売却すると安くなったりしますでしょうか。

池田康廣
実家の土地及び建物の所有者はお父さんなので、特例が適用されるのはお父さんです。購入物件は購入額と売却額の差がほとんどないと思いますので、たとえ購入物件にあなたが住んでもあなたに特例適用のメリットはほとんどないと思います。(実家をお父さんから贈与を受けて、購入物件もあなたが購入すれば、特例は適用されますが、あなたに贈与税が課税されます。)
本投稿は、2024年08月16日 20時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。