サラリーマンの節税対策について
初めて投稿させていただいています。全くの素人ですので、ご了承下さい。
現在会社勤めをしています。平成30年の年収は1100〜1200万円程です。
給与とは別に今年は投資用マンション2戸を購入しました。1戸2860万円でローンを組み、2戸で年間150万円程の利益がでます。
又、来月には知人から表面利回り10%程の太陽光発電を購入します。凡そ年間で150万円程の利益が出ますが、今年は5月からですので100万円位でしょうか。
これまでは全く考えもしなかったのですが、サラリーマンでも節税対策が可能であれば、真剣に考えなければと思っています。
ただ、恥ずかしながら、全く知識がありませんので、会社に請求しないようなお客様との個人的な食事代や細々とした領収書を保管している程度です。
知り合いからは節税の為に車の購入(買い替え)や法人設立を勧められます。それが効果的であれば是非やりたいと思っています。
漠然とした質問で恐縮ですが、サラリーマンの節税方法で効果的なものはどのような方法でしょうか。
本当に車の購入や法人設立が節税効果があるのでしょうか。素人の質問ですが、何とぞご教授願います。
税理士の回答
まず、車に関しましては、関連する経費が全て必要経費になるわけではありません。業務のために使用した内容を明確に区分して記録をした場合に限り、その区分した金額が必要経費にすることができます。
車が業務遂行のために必要性があって、実際に業務に使用する場合には、節税効果も期待できると思われます。
法人化につきましては、マンションや太陽光発電設備が法人所有であれば節税効果が期待できますが、ご相談の内容と規模の場合には法人を設立しても法人に移せる利益はそれほど大きくないためメリットは余り期待できないと思われます。
以上、ご参考になれば幸いです。
服部先生、とても分かりやすいご回答、誠に有難うございます。
車ですが、業務のために使用した内容を明確に区分して記録をするということは、運転日誌などで記録する必要があるということでしょうか。
1年間の走行距離の内、例えば8割を業務遂行の為に使用したとしたら、購入金額の8割を経費と見なすことができるということでしょうか。
ご連絡ありがとうございます。
明確に区分する方法として運転日誌を作成するのはベストな方法ですが、実際に作成し続けるのは大変かと思います。しかし、経費に計上する割合の根拠か明確でないと否認される危険性がありますのでご注意ください。
実務的には業務として使用している行動範囲を明らかにして、総走行距離のうち業務としての走行距離の比率が分かるようにしておくことは必要と考えます。
次に、8割を業務として使用している場合、購入金額の8割が一括で経費になるわけではありません。購入金額を基に毎年の減価償却費を計算し、その年の減価償却費の8割がその年の経費に算入されます。その他、車に関する税金や保険料等もその年の金額の8割が経費として処理することが可能になります。
以上、ご参考になれば幸いです。
服部先生、大変参考になりました。誠に有難うございます。
本投稿は、2018年04月05日 20時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。