両親の住宅ローンの救済
離れて住む両親が実家の住宅ローンを払えない状態に陥っているので救済したいと考えています。不動産評価額は1500万円程度で、ローン残高は800万円ほどです。今は以下の2択を考えています。
1. 親に金銭を贈与し、親がローンを返済する。
2. 生前贈与により実家を相続し、自分がローンを一括返済する。
ローン金利が高いので可能であれば一括返済したいのですが、1の場合は贈与税を考慮すると一括返済ではなく複数年に分けて返済したほうが節税できそうです。
2の場合は私名義の家に両親だけが住むのを税制上どのように捉えられるのか分かりません。相続時精算課税制度を利用すれば1より節税ができそうに思います。相続時精算課税制度によるデメリットも私の場合には特になさそうに見えます。
両親は年金のみで生活するのは難しそうなので、これから定期的、または不定期に生活費の援助が必要になると予想されます。実家に不動産以外の財産はありません。
いずれ実家は私が相続することになります。自分は既に自分の住むマンションを購入しており、多額のローンを抱えています。
これらの状況を鑑みてどのような選択が良いのかアドバイスいただければと思います。
税理士の回答

相続時精算課税がベストであると考えます。
質問者がローン付きで実家の贈与を受けます。
この場合、質問者に差額の贈与が発生します。
親御さんの年齢が60歳以上であれば精算課税が適用できて、贈与税はかかりません。
(注)名義変更の翌年2月1日から3月15日までの贈与税の申告は必須です。
3月15日の期限に遅れないようにしましょう。
質問者には、登記費用と不動産取得税がかかります。
なお、質問者名義の家に両親が住むことでの税金上の不都合は、ないと考えられます。
親御さんには、負担額(ローンの残額)での譲渡が発生しますが、取得費が多ければ税負担がありませんし、申告不要です。
ご回答ありがとうございます。助かりました。アドバイスいただいた通り、相続時生産課税制度を利用しようと思います。
本投稿は、2019年06月17日 15時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。