個人事業主から法人成りする際のタイミングについて
只今個人事業主で売り上げがかなり見込まれる為、個人事業主の方は廃業届を出し、法人の立ち上げを計画しております。(合同会社、自分のみの一人会社)
ですが既に事業の途中で仕入額を400~500万程入れており、売り上げは来月から立つ感じです。
今の時点(仮に8月初旬)で法人成りをすると、上記仕入れ分を開業費に含み、経費計算は出来ないですよね?
そうすると来年の3月の個人事業主の青色申告時に経費のみ申請して、法人の方でその仕入れ分に対する売り上げを計上する事になるので税金を払う量が多くなるかと思われます。
つきましては個人事業主の間に仕入額を400~500万円と同額くらいまでは売り上げが立つのを待ってから法人成りをした方が節税的に宜しかったでしょうか?
上記の認識で捉えておりますが誤りがございましたらご指摘頂けますと幸いでございます。
御手数ですがご確認、ご回答の程宜しくお願い致します。
税理士の回答
今年の事業でどれだけ利益を出されているか不明なので法人成りが節税になるのか疑問ですが、8月から設立ということであれば、今の400万円から500万円の在庫を法人が買い取り、仕入500万円 買掛金500万円とします。これを法人が外部へ例えば 預金600万円 売上600万円と売り上げを計上していくことになります。したがって、1月から7月の個人事業の所得を来年の確定申告で申告することになりますので法人へ移行した際には開業費という処理は行いません。
ご回答ありがとうございます。
かしこまりました。
それでは在庫分は法人を立ち上げてから買取でも特に問題ない、個人事業の所得を来年の確定申告で申告するとの事でこちらは法人立ち上げ後に税理士さんにお頼みすればよろしいのですね。
ありがとうございます。
またもう一点ご確認なのですが資本金をいくらにするか決めたく、私は現在会社員としても働いているのですが、自己資金額を仮に100万円と設定しても、その後に会社員の給料を都度会社の仕入れ金に充てても問題ないのでしょうか?(役員借入金となるのでしょうか?)
その場合、都度帳簿に記載、利息は無しにしようかと思いますが、買い付け時、返済時等に特に税金が掛かったりしませんでしょうか?
もしそうでしたら資本金は1000万未満で低めに設定しようかと思います。
細かい事で恐れ入りますがご確認の程宜しく御願い致します。
資本金はいくらでも問題はないです。切のいいところで100万円でいいのではないかと考えます。スタート時は仕入500万円/(役員からの)借入金500万円とします。次に外部へ売却しますと預金600万円/売上600万円で余剰が出てくれば借入金を返済し、自分の口座へ戻せば結構です。この際の利益は法人の利益です。返済については短期借入金なので利息は無理にとる必要はありません。個人からの買付け時は原価で購入しますので個人には利益はでません。返済時も利益は出ませんので税金はでません。
丁寧なご回答ありがとうございます。
こちら何度も申し訳ございませんが、在庫500万円分を買い取る際にその分の現金は法人側で必要でしたでしょうか??
お手数ですがご確認の程宜しくお願い致します。
今回のケースはご相談者とご相談者の設立して法人との契約なので現金は不要です。両者間での貸借で対応し、資金ができれば法人から個人へ返済していきます
かしこまりました。
何度も詳しい情報ありがとうございました。非常に参考になりました。
本投稿は、2020年08月01日 14時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。