節税を兼ねた親族への住宅提供について
以下のようなスキームにて私本人の節税(所得税)を兼ねて親族へ住居提供を行うことを考えています。
その際に考えられる懸念点がございましたらご教示いただけませんでしょうか。
【私本人】
35歳 会社役員 額面年収 2,000-2,500万円程度
【両親】
70歳前後、リタイア済み、郊外に持ち家(築古の木造戸建)あり
相続税が発生する規模の財産なし
【考えているスキーム】
・私の家の近所に、私が築古の中古マンションを現金で購入
・両親に税務署に指摘されない程度の価格(相場よりも少し安い程度)で貸す
・上記賃貸においては、減価償却を含め、黒字にならないように調整する
・両親の退去後は売却 or 外部貸し出しで収益化する(場合によっては法人化を検討)
・両親の郊外の戸建は私が現金で購入し、外部に貸し出す
・減価償却が切れたのち(おそらく4年後)、売却 or 建て替えを行い、収益化する(場合によっては法人化を検討)
【比較対象のスキーム】
・両親が現在の戸建を外部に売却し、中古マンションを購入して居住
・両親の死亡時に当該マンションを相続する
【比較対象と比べて期待している効果】
・戸建の減価償却期間の減価償却費による私の所得税の圧縮
・マンションの減価償却期間に仮に赤字が出た場合、それによる私の所得税の圧縮
・戸建(もしくはそれを建て替えた物件)による継続的な収益
【比較対象と比べて想定している懸念点】
・マンションの減価償却期間終了後も両親が住み続けている場合は明らかに黒字になるため、私の所得税が増加する(比較対象のスキームではかからない税金)
税理士の回答

竹中公剛
両親に貸すのは、無償でよいです。
無償について、税務署が、どうのこうのいうことはありません。
後は、その考えでよいと思います。
通常は、納税額が多いいほど、財産は増加します。
ここは、おさえてください。
竹中様
ご回答ありがとうございます。
両親に無償で貸与するとなると使用貸借となり、このマンションにかかる経費は認められなくなるという理解ですがあっていますでしょうか?
なので、相場なりの賃料 > 減価償却を含めた経費 であれば利益が出てしまうので無償貸与が良い、一方で、相場なりの賃料 < 減価償却を含めた経費 であれば少なくとも減価償却期間中は賃料を取って貸したほうが良い、と理解していますがあっていますでしょうか?

竹中公剛
両親に無償で貸与するとなると使用貸借となり、このマンションにかかる経費は認められなくなるという理解ですがあっていますでしょうか?
あっています。
なので、相場なりの賃料 > 減価償却を含めた経費 であれば利益が出てしまうので無償貸与が良い、一方で、相場なりの賃料 < 減価償却を含めた経費 であれば少なくとも減価償却期間中は賃料を取って貸したほうが良い、と理解していますがあっていますでしょうか?
上記理解であっています。
本投稿は、2021年05月26日 00時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。